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ESDまちづくりプロジェクト3

大牟田市立大正小学校

参加人数 全学年365人
地域住民・保護者50人

助成活動期間2019年4月~2020年2月

活動のねらい

「ESDまちづくりプロジェクト3」にもとづき、持続可能な社会を構築するための人づくりを目的として、子ども達が身近な地域の人々とのかかわりを深めながら、地域の未来をともに創っていこうとする活動を行うようにする。

活動内容

(1)「大正フラワータウンプロジェクト」(全学年、地域、保護者)
道路沿いや駅の花壇に地域の方と一緒に花を植え育てたり、フラワーフェスティバルを開催して子ども花屋を行ったりするなどの「花でつながるあたたかいまちづくり」の活動を行った。

(2)「世界遺産のまち・おおむた発信プロジェクト」(6年生、長崎市立の小学校)
大牟田の世界遺産の特徴や価値を知らせる新聞を作成して駅で配布したり、世界遺産の校区にもつ長崎市の小学校と世界遺産交流をしたりする活動を行った。

(3)「命を守る減災プロジェクト」(全校児童、地域、保護者、市の防災対策室)
低学年は防災カルタを作成する、中学年は災害時の非常用持ち出し袋の中身を考える、高学年は防災対策室の方と一緒に地域を歩いて地震や大雨の際の防災マップを作成する、全校児童と保護者や地域の方と避難所の設営体験をする等の活動を行った。

  • 地域の方と道路沿いの花壇の手入れ

  • フラワーフェスティバルの子ども花屋

  • 作成した世界遺産新聞配布を駅で配布

  • 長崎市の小学校と世界遺産交流

  • 地域を歩いて防災マップ作成

  • 全校児童と地域の方で避難所設営

助成金の使途

助成額 10万円
(下記費用を、助成金から充当)

内訳使途金額
諸謝金 市防災対策室への謝礼 5,367円
消耗品費 折り紙 11,340円
消耗品費 用紙代 9,579円
消耗品費 培養土 7,110円
消耗品費 花苗 8,310円
消耗品費 トナーカートリッジ 58,309円

児童・生徒の変容

地域の方との交流や協働活動等を通して、地域への愛着や地域の人々への尊敬・感謝の気持ちを育むことができた。その結果、自ら課題をもち、協働して考え、地域の方々とともに自分たちでできることをしようとする姿が見られるようになった。

先生の声

・市の防災対策室や地域の人的・物的など様々な教育資源を活用して、地域を巻き込んだ教育活動を展開することができた。特に「命を守る減災プロジェクト」では、気仙沼市立小学校の先生を招いて、全校児童や保護者・地域の方へ東日本大震災時の話をして頂いたり、市の防災対策室の方とともに教材開発を行ったりしたことで、豊かな体験活動や交流活動をすることができた。

・保護者や地域住民が学習に参加する機会を通して、ESDやSDGsへの理解が深まり、子どもとともに協働して取り組んでいこうとする意識の向上につながった。

・今後も地域を巻き込んだ教育活動を継続していきながら、活動だけでなく身につけたい資質・能力を見直し、ESDカレンダーの改善を図りたい。

生徒の声

「分かりやすいように絵を描いたり、色をつけたりした。大牟田は世界遺産がある素晴らしい町だということを知ってもらいたい」(世界遺産新聞配布)

「花を通して人の心がつながる温かい地域にしたい」(大正フラワーフェスティバル)

「防災のことを知れたのでカルタを作って良かった」(防災カルタ大会)

学習成果発表の様子

「大正フラワーフェスティバル」で育てた花苗を販売。

「世界遺産のまち・おおむた発信プロジェクト」で作成した世界遺産新聞を配布。

「命を守る減災プロジェクト」で作成したカルタを使って防災学習。

教材ダウンロード

資料なし