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ビオトープを活用した環境教育の推進

板橋区立板橋第二小学校

参加人数 全学年200人
その他(親二会・コーディネーター)10人

助成活動期間2019年4月~2020年2月

活動のねらい

全学年の児童を対象に「ビオトープ(1.5㎡)」を中核に据えた「環境教育」を展開しESDを推進することが目的である。また、「環境保全意欲」「命を大切にし、豊かな感性や人間性を身に付けた児童」を育成することをねらいとする。

活動内容

 7年前に校庭の2カ所にピオトープを作成したが、2つある池のうち片方が経年劣化のため、何処かに穴が開き池の水が干上がった状態になってしまっていた。そこで、本助成金を使って「ひょうたん池」を5つとその中に入れる「赤玉土」を購入。8月24,25,26日に教員、親二会、コーデネーターらで「ひょうたん池」6つを連ねたピオトープを作成した。
 池の水を入れた後、池の周りに土をかけ雑草を植えて、生き物が池への出入りしやすいようにし、その後も環境委員会を中心とした学習活動を展開している。


〇全児童・・・ビオトープを活用した「季節の俳句」「自然発見カード」の学習活動
〇1・3年生・・・ビオトープを中心とした本校に住む生き物を探す学習
〇5・6年生・・・委員会活動(環境委員会)で、新設されたビオトープの環境整備を実施。水草などの生き物に必要な環境を整え、その後既存のビオトープから生き物を引っ越しする作業を行った。

  • 購入したひょうたん池

  • 生き物探し(3年生)

  • 新しいひょうたん池に生き物を移し替える(環境委員会)

  • 生き物探し(1年生)

助成金の使途

助成額 99,954円
(下記費用を、助成金から充当)

内訳使途金額
ひょうたん池 95,040円
赤玉土 4,914円

児童・生徒の変容

ビオトープの環境を整えたことにより、登校から下校まで身近に自然や生き物と触れ合える学校にして学習活動を展開することができた。「環境保全意欲」「命を大切にする児童」「豊かな感性や人間性を身に付けた児童」が育ち、ESDの視点である「他者と協力する態度」「つながりを尊重する態度」「コミュニケーション力」「問題解決力」といった能力・態度が慎重してきた。

先生の声

・生き物を探す学習では、生き物を見つけた場所を記録していき、「なぜ、その場所に住んでいるのか」について考えさせることで、教科書の文字や写真からでは学ぶことのできない、自らの体験から得られた貴重な学びの時間となった。

・他にも、「板橋区・子ども環境大使」として「板橋区立エコポリスセンター」と連携した地域への情報発信、板橋区の花「ニリンソウ」の植樹、外部講師(NPO法人センス・オブ・アース等)の出前授業、「地域清掃」など展開した。

生徒の声

(見つけた生き物がその場所に住んでいる理由について、児童から様々な考えが出された)

「敵から身を守るために茂った草むらを選んでいる。」

「その生き物が食べているエサがあるから」

「水がないと生きられないから」

学習成果発表の様子

ビオトープを活用した掲示「四季の様子」

「自然発見カード」

「季節の俳句」

教材ダウンロード

資料なし