2014年度ESDパスポート活動発表会

鎌倉地区ユネスコスクールの発表がありました

鎌倉地区のユネスコスクールである横浜国立大学附属鎌倉中学校及び同附属鎌倉小学校の2014年度ユネスコ協会ESDパスポート活動発表会を2月25日午後に鎌倉市福祉センター講堂で開催した。

ユネスコ協会ESDパスポート活動は、公益社団日本ユネスコ協会連盟が各ユネスコスクールに対しESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)に則る、学校の生徒達による自発的なボランティア活動を奨励し、結果としてESDの考え方が生徒一鎌倉地区ユネスコスクール発表会人ひとりに根付くことを目的として、昨年度より実施されている。具体的には、各生徒に出入国パスポートに似た形のESDパスポートを渡して置き、その生徒がボランティア活動に関わる都度、スタンプを押し、それが一定回数に達したところで日本ユネスコ協会連盟より「活動認定証」を送って顕彰する一方で、このように対応地域のユネスコ協会がESDパスポート活動発表の場を年に一度設定することにしている。

当発表会に、外部からは来賓として安良岡靖史鎌倉市教育長、また両校のユネスコスクール加盟に際してご尽力いただいた小池治横浜国立大学大学院教授、並びに近隣の学校である湘南学園と鎌倉女学院のユネスコスクールご担当教諭及び小田原ユ協と横浜ユ協の代表者が臨席された。

附属鎌倉中学校からは、「帰国生の会」による海外生活体験発表会などでの国際理解、並びに「科学部」による鎌倉の海岸のビーチコーミングなどでの環境理解への生徒の自主的な取り組みについて、場面毎のカラー写真を巧みに取り入れたパワーポイント資料を使って生徒代表3名が明快に説明してくれた。附属鎌倉小学校からは、4年生3名による鎌倉の生ごみ処理の現状調査を踏まえた「コンポストの取り組みについて」に続けて、5年生6名による「ごみのポイ捨てとその清掃活動について」が報告された。圧巻は発表した生徒達自身で制作した映画「ごみのポイ捨てを止めよう」の放映。その余りに見事な出来栄えに聴衆から一斉に大きな拍手が送られた。これらのプレゼンテーションを通して、両校においてESDが目指す持続可能な社会の担い手を育む教育が着実に浸透していることをうれしく思った。(石田)

鎌倉ユネスコの活動

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