留学生との交流会

4回目になりました

4月9日鎌倉生涯学習センター第6集会室で開催し留学生との交流会ました。

このたび参加してくれた留学生は、東京大学の大学院修士課程でいずれも土木工学を学んでいるパキスタンからの男性2名とスリランカからの男性1名、並びに清泉女子大学大学院の中国からの女性1名の合計4名。対応した日本側学生は、第1部の進行と通訳を担当してくれた聖心女子大学大学院生で日英語バイリンガルの女性1名、並びに当協会慶応大学湘南キャンパス・アソシエイトメンバーの男性1名、女性4名の計6名で、当協会からは国際交流委員会委員を中心とする12名がオブザーバ及び事務局の立場で参加した。

第一部 各自の発表

出席者全員が自己紹介をして後、第1部「プレゼンテーション・タイム」は、当留学生との交流会協会理事長が「ユネスコとは」及び「鎌倉ユネスコ協会の主要活動」についてのショート・プレゼンテーションをして始まった。まず、東京大学留学生がそれぞれの国の文化を日本と対比して紹介して後に、大学院での研究内容を紹介した。パキスタンの二人からは、自分たちは母国語(Urdu)と公式言語としての英語の2本立てで生活しているので他国に行っても不自由しないが、日本人はもっぱら母国語のみで生活しているので国際性に問題がないかという手厳しい指摘を受けた。一人は「ダム建設による土砂流出の防止」、あと一人は「風力発電タービンの地震耐性」について東大で研究していると説明。スリランカからの留学生は紀元前140年に作られた高さ123mの仏舎利塔や民族ダンスなどの文化を紹介して後に、東大では「農業にとって重要な国内の土壌水分の分布を衛星から測定する」研究をしていると説明。日本が具体的にこのような先端技術でこれらの国の発展に貢献し留学生との交流会ていることを知ってうれしい。中国からの留学生が「日中関係は若い世代の間では極めてフレンドリーなので、今の政治的なギクシャクは過剰に心配しなくてよい」と語ってくれたのも心強かった。日本側学生からは、「海外で生活してみると日本の社会の外国人に対する排他性がよくわかる」という自己批判の一方で、「慶応大学湘南キャンパスはグローバルな視点からコンゴに学校を建てる活動を数年来進めている」という強力な援護のプレゼンテーションもあって、参加学生それぞれに自国を越えた理解を広げる場となったことを喜びたい。

第二部 日本文化の体験

鎌倉ユネスコ協会の栗村淑香理事(小原流一級家元教授)を講師に、日本の伝統文化である生け花を体験した。花材は、ゆうかり2本、ガーベラ3本、かすみ草。
ゆうかりは、枝をしなやかな曲線に、ガーベラは、ゆうかりのしなやかな曲線が、より美しく映えるように一本は高く、二本目は低めにかすみ草で全体を引き立たせた。しなやかな栗村先生の英語のご指導で、世代を超えての和やかなひと時となりました。

皆さま、呑み込みが早く華道が初めての体験とは思えないほどの出来栄え。華道は600年も前から始まっている日本文化の一つ、という説明に「日本は素晴らしい」との留学生の感想留学生との交流会に先生も大満足。作品を手に記念撮影をした。

第三部 八幡宮参拝

留学生10名と委員数名と、二の鳥居から3月末に歩けるようになった段葛を通り八幡宮へ、植え替えられた桜の若木も桜がちらほら、手水舎で手を清め、偶然結婚式を挙げたばかりの紋付き袴の新郎と、文金高島田の新婦とであえたそうです。帰りは観光客が賑わう小町通りを歩き人力車に目を輝かせソフトクリームを頬張りながら駅へ。陽も傾く頃家路についた。(広瀬)

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