ハーイ、こんにちは

法人会員 株式会社 信光社

鎌倉ユネスコ協会法人会員が約30社ご入会・ご支援くださっております。中には社名だけでは、どのような企業か、どんな製品を製造・販売しておられるのか、わからない場合があります。そこで、今年は折を見て訪問し、本欄でご紹介して参りたいと思います。  (編集部)

株式会社信光社の概要

本社:横浜市栄区小菅ヶ谷2丁目4番1号

創業:1947年、従業員:165名

代表者:代表取締役社長 米澤 勝之氏

経営理念:創業の精神―「信は万事の本(もと)なり」、事業のすべての面で「信用」、信光社「信頼」、「信義」を尊重する。売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」の精神を目指す。

事業内容:サファイアを主力とした人工合成宝石の製造(高級腕時計用窓材、LED用基板、光デバイス、インフラ整備、医療、航空宇宙分野など)

表彰:経済産業省から青色LED用サファイ基版開発での「明日の日本を支える元気な中小企業300社」(第1回)に選定。神奈川県工業技術開発大賞・奨励賞。横浜市栄区地域貢献活動表彰

昨年10月7日の信光社のオータムフェステイバルは250 名の社員、家族、OB、招待客で賑わい、鎌ユは7年続けて招待され、9名が秋の1日を楽しませていただいた。

沿革:

技術開発に力を注ぎ、社員を大切に育て、地域社会にも尽くす、小さいながらもキラリと光るモノづくりに励む世界企業。「日本を東洋のスイスにしよう」と設立された人工合成宝石専業メーカー。当初は宝飾用ルビーを製造。現在は、産業用途が拡大したサファイアを用いた、スイスと国内の高級腕時計向け風防窓材やLED用基板が主力。実は光通信分野でアメリカ発のITバブル崩壊に遭遇、売上高半減の大打撃を蒙ったが、米澤社長は自ら半年間無給を宣言し経営改善を率先、技術重視の伝統を守り危機を乗り切った。なかでも、この折に開発した青色LED用サファイア基板は、世界市場で高シェアを獲得し業績回復の原動力となった。近年は横浜市の下水処理施設のゲリラ豪雨対策用水量感知センターに代表されるインフラ関連や航空宇宙、医療の先端産業にも事業展開している。

経営方針:

「結晶と光の技術融合で時代の産業を創出」をモットーに、「モノづくりの前にヒトづくり」、「身の丈で大地に太い根を張る経営」を実践。「社長は従業員を幸せにする責任がある」という考えの下、従業員との双方向けのコミュニケーションを大切に前向きな失敗は寧ろ歓迎する風通しの良い組織風土を築いている。お客様視点を念頭に、市場を攻めるのではなく用途開発によって大企業も小企業も参入しない分野を狙うことやお客様の懐に飛び込み、顧客満足以上の信頼関係を築くことなど身の丈をわきまえたポリシーを貫いている。

ヒトづくりと場づくり:

社長は社内をマメに回り、社員のアイデアや意欲を汲み取り積極的にトライさせ、失敗した場合も将来に繋がるよう寛大に努めている。社長が主宰する「英語道場」では、言葉の習熟だけでなく異文化への対応力向上を図り、社外研修機関「デール・カ―ネギー・トレーニング」へ多くの社員を派遣。また日本文化習得のため、若手社員の歌舞伎鑑賞も行なっている。何とも羨ましい。

地域社会貢献:

地域との係り合いで大切にしていることは、①自分達で出来る範囲のささやかのことをする、②やりだしたら続ける、③見返りを求めないの3点。横浜市消防団協力事業所としての大規模災害時の地域支援、栄区グリーンサポーター登録第一号企業として森林などの保全協力、地域小中学生の工場体験学習、本郷台駅前のイルミネーション協力など具体的活動は多岐にわたっている。

結び:

社長はじめ全社員の胸には社員提案で始まった“Smileマーク”のバッジが付けられ、顧客の笑顔が自分たちの喜びであることをアピールしている。今後の目標は、「事業ではお客様のスマイルを発掘し続けること。個人的な最終目標は社員の家族から「いい会社ですね」と言われることです」と社長はにこやかに締め括られた。同社をお訪ねするたびに感じる事は、人を大切に、地域社会に溶け込み、日夜ものづくりに励んでいるひたむきな姿だ。社員から、社長から、会社全体から真剣さが伝わる。同社の皆さんに接すると「日本の将来は明るい!」。

お蔭で自分まで「後期高齢者」ではなく「光輝高齢者」になった気分になってしまう。 (田村)

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