ペルー便り

生物多様性の宝庫、熱帯雨林の魅力

ペルー南部に位置しているマドレ・デ・ディオス県、生物多様性が際立つ熱帯雨林に位置する。その多様性を満喫できるツアーを提供している現地旅行会社、レインフォレスト・エクスペディションをご紹介する。

アマゾン川の支流タンボパタ川をボートで遡り奥地へ行くと、前述の会ペルー便り社所有の立派なロッジがある。ゆったりできるリビング、 美味しく種類も豊富な料理、ゆったりと落ち着いて食べられる大きな木製長テーブル 、植物から取ったエッセンス効果により蚊が気にならない施設、広く清潔な寝室など、ジャングルの奥地にこんな施設があるなんて想像もつかないくらいだ。寝室は森側に面した壁がないのが特徴(コの字型の部屋)。実はオープン当初、投資金が足りず外側の壁が作れなかったのだが、逆にこうしたほうが自然をより近くに感じられるということで観光客に評判になり彼らの“売り”となった。

ガイドは様々な言語を話せ(日本語でのツアーは残念ながらまだないが通訳者同行で可)、知識が豊富で、体験型の楽しい案内をしてくれる。ペルーでもトップを争うほどの高いガイディング・レベルを持っていると個人的には思う。

ツアーは例えば、早朝ボートで移動し、コンゴウ・インコ(体長1メートル)の群れを見に行ったり、森の上へ顔を出せるほど高く作られたキャノピー・タワーに登り朝日や夕日を見たり、巨木や猿、イノシシ、カピバラ、ワニ、ジャガーなどの野生動物を探しにいったり、夜の生き物探しをしたりなど、丸一日 楽しめる盛りだくさんの内容。南米の熱帯雨林では原生林が残っているところもあれば、森を伐採して畑や農場にしているところもある。この旅行会社がしているように、観光を通じて自然保護と地元住民の経済活動を一緒に行える持続可能な取り組みが可能であると信じている。ペルー国土の6割が熱帯雨林、その一部を味わいに来てみませんか。サポートいたしますよ!

(太田さやか)

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