2016年度「鎌倉ユネスコ ユース賞」

地域文化育成活動や環境保全、国際理解などの活動を表彰

2016年度のユース賞選考会は1月22日(日)に行われ鎌倉市教育委員会から渋谷歩先生と關根木綿子先生が審査委員として参加いただき、その結果鎌倉ユネスコユース賞下記の表のようなユース賞が決まりました。絵画展とユース賞の合同表彰式は2月5日、市役所第3庁舎で開催されました。賞状授与の後、受賞者から一言ずつ活動のポイントを説明してもらった後、教育委員会の渋谷歩先生が審査員を代表して講評を述べられましたが、その要約は以下の通りです。

今年度応募いただいた7つの団体は、いずれもユネスコの思いやりの精神を育む地域文化育成活動や環境保全、国際理解などの活動に取り組んでいただきました。

まず最優秀賞の「鎌倉市中学生防災サミット」は、鎌倉市内在学中の中学生の一般公募により集まった13名で、鎌倉の防災についての意見を出し合い、話し合い、発表するという活動が行われていました。学校の枠を超えて自主的に集まった中学生たちが、市民の方たちと一緒に自分たちの町の防災を考えるという取り組みは防災意識の向上と地域を見直す意識の向上につながることと思います。

続いて優秀賞の「清泉小学校の史跡委員会」では、自分たちが学校のある地域・鎌倉の歴史を調べ、それを発信する活動を行いました。

調べたことを新聞に纏め、校内だけでなく、校外の掲示板に掲示したり新聞入れを設置したりして、意欲的に取り組む様子を報告いただきました。鎌倉の歴史・文化を誇りに思う気持ちが、先輩から後輩へと受けつがれている、こちらも素晴らしい活動です。

さらに優秀賞の「手広中学校、生徒会」は地域の一人暮らしの高齢者の方に、お手紙を届ける活動を福祉活動の一環として取り組んでいます。高齢者の方の気持ちを考えたり、自分達のできることを考えたりする機会とし、思いやりの心を地域に向けていこうという地域との絆を深める生徒会活動が、毎年引き継がれていることは素晴らしいと思います。お手紙を届けたその後の高齢者や民生委員の方との交流についても次回の報告を期待します。さらにこれら3つの取り組みのほか、奨励賞の皆さんの4つの取り組みの報告から、地域とのふれあいを通じ、育っている子供たちの温かい心が伝わってきました。    (光永)

賞の種類 受賞対象者 活動内容
最優秀賞 鎌倉市中学生防災サミット (参加者5校13名の中学生)
責任者 医師の酒井太郎氏
鎌倉市中学生防災サミット
優秀賞 清泉小学校史跡委員会 史跡委員会:鎌倉や鎌倉時代を知ってもらう
優秀賞 鎌倉市立手広中学校 生徒会 「お元気だより」による地域福祉活動
奨励賞 鎌倉市立大船中学校ボランティア部 ハンドベル演奏で地域とのふれあい
奨励賞 神奈川県立深沢高等学校茶道部 茶道部による地域ボランティア活動および文化育成活動
奨励賞 神奈川県立七里ガ浜高等学校ボランティア部 熊本地震復興支援のための校内募金活動
奨励賞 神奈川県立鎌倉高等学校3年生3名
村山綺梨 宮城朱里 飯田夏美
鎌倉についての地域学習と世界遺産登録事業への協力

 

鎌倉ユネスコの活動

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