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地域草の根活動振興助成金事業に2団体を推薦

日本ユネスコ協会連盟による「地域草の根活動振興助成金」事業に2団体を推薦したところ、それぞれに10万円ずつの助成金がおり、9月定例理事会で贈呈式を行った。「ととも」とは2年前一緒に児童対象の絵画展を開催。「山崎の谷戸を愛する会」は鎌倉市中央公園を拠点に活動する会。共にキーワードは協働 、“Working together”。

図書館とともだち・鎌倉

鎌倉ユネスコとのもう一つのご縁 「ととも」(略称)の目黒英子さん(写真左)と阿曾千代子さんにお話しをうかがった。目黒さん主宰の「れんげ文庫」は1994年日ユ主催の「ユネスコライブラリー100」を受けている。当時の仲間「かまくらおはなしの会」7人で1998年作ったのが「ととも」。設立の きっかけは、前年夏阿曾さんがニュー ジーランドで見てショックを受けた 充実した図書館サービスだった

*活動の内容・目的は?
「自分達が高齢になったとき、おなじようなサービスが受けられるのだろうか、受けたい!」とさっそく、利用 者としての声をあげ、サポーターとしてできることを探り始め、図書館への の働きかけを始めたという。 「図書館は個人的な使い方をする所」だからその対象、活動は多岐に亘る。家庭での親子、教育現場での児童(総合学習への協力)、社会人。その発想とエネルギーの源は毎週行われるミーティング(内2回は勉強会)か。
*5周年の今、確かな手ごたえが
今は市民の潜在的ニーズも堀り起され、図書館側にもサービス精神が芽生え、行政側と市民の信頼関係に基ずく協働関係が築かれてきた。今後の課題はこの信頼関係に基づく継続的活動、と目を見合わせて、おっしゃるお二人の呼吸はぴったりでした。

山崎の谷戸を愛する会

代表の相川明子さんにお話をうかがった。場所は活動拠点の鎌倉市中央公園つまり“山崎の谷戸”。
そこには市民が田おこし、苗作、収穫、餅つきまでを「汗して」手がける田がある。
この日の背景は刈り取った稲のはさ。(写真)鎌倉の自然保護団体の中で、田んぼ作りまで手がけるのは「山崎の谷戸を愛する会だけ」とおっしゃる相川さん。

*鎌倉市中央公園建設計画 

1990年、市3大緑地の一つ台峰に続く山崎の谷戸に防災公園を建設する、lと市が発表。市民の憩いの場でもあった谷戸で乳幼児の青空自主保育を行ってきた相川さんたちは都市計画という名のもとに自然が破壊されるのではと危惧を抱き、市民が本当に望む公園を 求めて立ち上がった。そして13年。

*当初の目標3つもほぼ達成

①谷戸の自然を環境教育の場として活かす⇒自主青空保育も週3回継続、小中学校の総合的学習への協力、市内外からの見学・研修の受け入れ。
②市民の手で作業を行い、農文化の伝習、体験の場とする⇒炭焼きまでも。
③市民も公園作りに参加する⇒“持ち込まない、持ち出さない”をモットーに「作業するのが楽しくてという無名の人たち」と行政との協働によって新しい公園が来年完成する。(文・岡野周子 写真・尾花珠樹)

 

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