高句麗古墳群の世界遺産登録支援

平山会長、野口氏らピョンヤンで機材贈呈式

厳しい政治状況の続く日朝関係のさなか、平山郁夫画伯(鎌ユ会長)は「政治ではなくユネスコを通してこそ可能になる平和文化支援を」の信念のもと去る4月、ユネスコ親善大使の役割を担いピョンヤンを訪問。
鎌倉ユネスコが平山画伯の原画で発行した絵はがきの収益200万円から、現地要請によるモニタリング用TVほか高句麗古墳群の世界遺産登録に必要な機材を届けて帰国。
同行した野口昇・日ユ協連理事長から別掲のレポートをいただいた。高句麗古墳群世界遺産登録支援

対話と相互理解を

(社団法人日本ユネスコ協会連盟  理事長  野口 昇) 
本年4月11日から15日まで、平山郁夫ユネスコ親善大使と共に私はユネスコ・アドバイザーとして北朝鮮を訪問し、春季芸術祭に出席するとともに、高句麗古墳群の保護支援等について協議をして参りました。文化財保護管理局や文化省、北朝鮮ユネスコ国内委員会の幹部の方々と、同遺跡群の保全や文化財保護を通した相互理解促進の重要性について会談しました。贈呈式では、鎌倉ユネスコ協会の皆様から寄せられた「高句麗古墳群調査・保全のための支援募金」で購入された機器一式が、李義夏文化財保護管理局副局長に平山ユネスコ親善大使より手渡されました。 高句麗古墳群は順調にいけば今年6月に世界遺産リストに登録される予定です。同物件の世界遺産登録は、文化を通した諸国民の間の対話と相互理解を促進する意味でも、重要な役割を果たすことになると思われます。

【今回贈呈した機材】

 紫外線防止型蛍光灯、設置機具、カメラ、レンズ、プリンター、ケーブル、カートリッジ、モニタリング用テレビ、ビデオ他。

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