中部東ブロックユネスコ活動研究会in山梨市

小見出し

山梨市ユ協の主管で開催された研究会は「ユネスコが育む人の絆と地域の輪」をテーマに9月8日(土)と9日(日)の両日山梨市民会館にて開催されました。
各ユ協より160余名。鎌倉からは11名参加で盛会でした。
特に今回、会場にて人目を引いたのは壇上の花代わりの見事な巨峰の鉢植え。葉をぶどうの鉢植え枯らさず、三つの葡萄の房を持った鉢植えは説明を聞いて出席者を驚かせました。また懇親会では会員の方々手作りの「ほうとう」の美味しかったこと。地域色を取り入れた心憎いおもてなしに参加者は大感激でした。

基調講演

現在、甲府市の放光寺長老であり、富士山世界遺産山梨県学術委員会委員長など多くの要職を兼任されている清雲俊元氏による「富士山の世界文化遺産登録が意味するもの」と題しての基調講演は、自然遺産から、富士山の雄大さ、気高さ、美しさを基盤に信仰の山として・芸術の山としての世界に二つとない価値を見出し文化遺産としての登録を目指す。世界文化遺産として推薦書をユネスコに提出までの流れについて現状をご説明下さった。そして、今年8月末にはイコモス調査団による25の構成資産に同行された話など世界遺産登録の実現に向け刻々と動き出している現状をお聞きすることが出来ました。

シンポジウム

シンポジウムでは「地域の活性化と世界遺産」と題してパネリスト3氏より 世界遺産の取り組みが、最初は民間への呼びかけから、県民運動、国民運動へ、やがて世界遺産として人類共通の財産として未来に引き継いでいくこと。登録後の取り組みとしては世界遺産センターの整備などを挙げられました。一方で地域においては、観光業の振興などに与える経済効果はきわめて大きく、そして自然の保護や文化の保存をしながらの地域の町づくりへの期待が高まっているなど参考になりました。今、鎌倉ユネスコも、鎌倉の世界遺産登録に向けて協会として報告や討論で多くのことを考える良い機会でもありました。
2日目この日の目玉は「本音で話そうユネスコ協会が抱える問題点」。しかし、狙いは良いのですが、突然の指名で、指名された協会も満足に答えられず、準備不足の企画倒れになってしまったのは残念。「会員の減少」「高齢化」「行政からの助成金カット」など、問題点は出てきますが、対策は考えていない事がよくわかりました。
鎌倉も同じ悩みはありましたが、「絵画展」を通して初めて学校とのパイプが出来たのは創立10周年過ぎてから、生徒の課外活動、特にボランティアを中心に「ユース賞」を立ち上げたのが15周年目、会鎌倉ユネスコのメンバー報を会員の4倍の部数を印刷し、インターネットを立ち上げたのも会員増加のため。近年では「法人会員増強の年」「会員増強の年」など設定。思わず歩んできた道を振り返ってしまいました。

「いざ鎌倉」へおいでください

最後に、次期開催ホストとして鎌倉のメンバー全員が壇上へ。
石渡副理事長のマジックで、風船割りからワインのボトル、ボトルが破裂して横断幕、そこには「大仏さまとお待ちしております。」と書かれており会場の全員が目を丸くしていたのが、印象的でした。(小倉)

鎌倉ユネスコの活動

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