ひろば

温暖化の真の原因究明と正しい対策を
平松 健男

地球温暖化の主因は、コンピュータシミュレーションの結果から、CO2の温室効果であるとしてきたが、これを疑問視する科学者は多い。難解な物理現象をブラックボックスとし、原因(CO2濃度の増大)と、結果(地球上の温度分布の変化)だけを示すシミュレーションでは、疑義があっても、第三者には検証できない。
一方、各地域間の熱量授受の詳細は不明であっても、地域間の温度相関を統計処理し、年代ごとの相関関係の変化で、関与する物理量を究明できる重回帰分析法がある。
互いに理解できる手法で、真の原因を究明することが急務である。

八十三歳で博士となった女性
安藤  典子

古来から世界にはさまざまな美しい織物があります。それらの織物がどのようにして作られたのか横張和子先生は特にシルクロードを経て伝えられた奈良時代の織物に興味を抱き、長年調査研究されました。
先生はフランス人ペリオの敦煌から出土した織物に関する著作、13巻を10年かけて日本語に翻訳され、イラン、シリアにも調査に赴き、その間の研究をスイス・ベルンにある織物のアベック財団で発表、高い評価をうけました。
長年西域地方の織物研究に没頭、今年4月早稲田大学より博士号を授与され、そのたゆまぬ情熱に感動しております。

野草
植嶋  きよみ

野草鎌倉の切り通しの山の斜面は、種々多様の野草の宝庫です。シャガが終わり、今は紫陽花、スイカズラなどが咲きはじめています。もうすぐ咲くホタルブクロは、、思わず花の奥を覗きこんでみたくなる可愛い植物ですね。アカネを見つけた時は、少し万葉人の気持ちに浸り、石垣につるを伸ばし、芳香を放つテイカカズラに悲しい恋を思う。
今年の春見つけた「キュウリソウ」は小さな薄青の花をつけ葉を揉むときゅうりの匂いがする面白い雑種。私は植物に詳しいわけではないが、個々の個性を発揮し、環境の厳しい変化にも屈せず、生き残ってきた植物たちに敬意を表し、少しは習いたいと思う。

「らしさ」の大切さ
小野  修一

十数年前に欧州で仕事を立ち上げた時、最初に現地の責任者を雇いました。採用を決めた日の夕食の折にその人がこんな話を切り出した。
曰く「欧州には天国と地獄の組み合わせがある。フランスの料理、イギリスのジョーク、ドイツの組織が天国、一方地獄はドイツのジョーク、イギリスの料理、フランスの組織」。因みに、この人はフランス人でした!!
その後、イギリス人やドイツ人にも、この話をしましたが基本的に異論無し。自らを誇りつつ、他を認める欧州人の生き様に感銘しました。

アフリカ開発会議に想う
広瀬 晴子

第5回アフリカ開発会議が6月1日~3日まで横浜で開催アフリカ51ヶ国が出席、共催者である国連、世銀、アフリカ・ユニオンからの出席者も加え約4500人集まった。近年着実な経済成長を続けるアフリカに対し、日本の関心も高まり、安倍首相の演説も今後はODAだけでなく、官民をあげてインフラ整備や投資促進に力を注ぐとの力強い発言があった。この会議も5回目、横浜での開催2回目と言うことで、遠かったアフリカもだんだん身近な国になってきているようであった。私のUNIDO(国連工業開発機関)の元同僚は数日休暇を取って鎌倉での大仏やお寺の散策、江の島散歩と、楽しんで行ってくれた。古都の史跡と緑と海にすっかり魅せられたようで、私も鎌倉を大事にしたいと想った。

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