. 「タイム」を読む会
  アメリカ文学・文化研究者とともに米週刊誌「タイム」を読み、その内容を通して現代米国社会について語り合う集いが開かれている。大阪ユネスコ協会の企画で一昨年11月開始、毎月1回開催。原則として第三木曜日午後5時半から50分がシニアクラスで「タイム」最近号を、同6時半から50分のジュニアクラスが「毎日ウィークリー」最近号をそれぞれテキストとして使用している。 会場は西区京町堀1-10- 14 福昌大阪ビル ISES JAPAN 国際留学センター内「大阪ユネスコ協会研修センター(Tel:06-6448-0173)で、同好の会員数名が出席して予習してきた範囲内で希望者が翻訳を試みる。予習していなければ他の人の翻訳を聴くだけでもよい。質問も随時OKで、出席者はくつろいだ雰囲気で読書と翻訳と議論を楽しんでいる。出欠自由で会費は1回500円(テキスト、通信費)。コーディネーターは中田裕二・甲南女子大学名誉教授。 くわしくは上記「国際留学生センター」または当協会事務局まで。
温泉の国ハンガリー ブダペストをはじめ地方各所にに点在する温泉地。今回はミシュコルツ=タポルツァの洞窟温泉に入湯。久しぶりに水着をつけて、全員で薄暗く広い洞窟の中をあちらこちら恐る恐る探検。少しぬる目の湯は長時間の入浴に適当で、男女混浴の洞窟温泉を爽快な気分で体験した

アグテレク鍾乳洞
ヨーロッパ最大の最も美しい鍾乳洞(世界遺産)。中でコンサートが開かれることもあるというすばらしい音響と幻想的な美しさが見もの。
 パンノンハルマ ベネディクト派の修道院。丘の上にそびえて建つ、現存するハンガリー最古の修道院。現在は70名の修道士と360名の学生が寮生活をしながら学んでいる。数名の学生が修道院の周囲を走っていた。
よく見ると、同じ数名の学生だけが走っている。何かいたずらをして、その罰に走らされているのだな、と合点した。我々の浮世もこの世界も同じだと思った。

ザルツブルグ
モーツァルトの故郷として知られ、音楽と芸術の都。ドレミの歌の「ミラベル公園」やモーツアルトの生家が有名。
ミュンヘン 南ドイツの明るさとバイエルンのローカル色あふれる「ビールと芸術の町」。「ホーフブロイハウス」でのビアジョッキとラインダンスは良い思い出。
◎:プライジンガー・ドイツ総領事 「新しいドイツ外交政策」
1.平成13年度 国際理解・国際協力 のための 高校生のスピーチコンテスト
2002年1月26日に開催
最優秀賞は大阪府立松原高校の上田葉子さんに 賞として中国・北京研修旅行をプレゼント
本年1月26日(土)、大阪市大手前の大阪府立文化情報センターで開催。応募作品の中から予選を通過した10作品の作者による日本語弁論大会が行われた。 出場生徒のスピーチの内容と発表態度のレベルが年々向上していてすばらしく、大会の進行は緊張した雰囲気のなかにも暖かなムードがあって参加者はコンテストを楽しんでいたようであった。 今回は最優秀賞受賞者に副賞として8月実施の「日中友好青少年ユネスコの翼」中国・北京研修旅行が贈呈されることになり、激戦の結果、上田葉子さん(府立松原高校)が栄誉を獲得した。(最優秀作品を本号に掲載)
入賞者及び佳作受賞者(氏名敬称略)
◎最優秀賞 府立松原高2年上田葉子「ホームステイの 経験」
◎優秀賞 関西創価高1年海沼幸子「心の中に住む差別」
◎優秀賞 東大谷高1年高桑沙織「平和を築く要因」
◎優秀賞 府立松原高2年蒔田紅岩「中国と日本の架橋になりたい」
◎特別賞 府立大塚高3年「バレーボールを通しての国 際交流」
◎佳作 関西創価高1年松岡飛鳥、同3年山川未沙、
同2年青木綾子、同2年北田美由紀、東大谷高3年藤 井真樹子
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主催 大阪府教育委員会、大阪ユネスコ協会
後援 NHK大阪放送局、朝日新聞大阪本社  協賛 日本通運(株)大阪旅行支店
 喜びの入賞者・佳作受賞者
審査委員(敬称略)
・大阪府教育委員会指導主事   松村高志    ・ NHK大阪放送局文化部チーフプロデューサー 楯 茂
・朝日新聞大阪本社社会部    大峯伸之    ・大阪ユネスコ協会理事             大川 均
協賛いただいた日本通運からは最優秀賞の副賞として中国・北京研修旅行派遣を、また松下電工、日本航空大阪支店の各社からは学生生活に役立つ製品を副賞として受領した。深く感謝いたします。
2.第10回 ユネスコ青少年 海外研修プログラム
大阪ユネスコ協会では毎年春・夏休みの2回、カナダ及びオーストラリアで中・高校生を対象に海外研修プログラムを実施している。
今回(第10回)は2002年3〜4月に実施、カナダコースはバンクーバー市東郊のニューウェストミンスター高校を 41名が訪問・滞在、オーストラリアコースはブリスベン市郊外のナラングババレー校と、シドニー市郊外のブラックスランド、ウィンマレー、カトゥーン バの3校に別れて合計 49 名が訪問・滞在した。
カナダの受け入れ高校はこのプログラム開始以来毎春我々を受け入れてくれている。オーストラリアは、カトゥンーバ校以外は毎春のレギュラー受け入れ校で、我々スタッフに馴染み深い学校だ。
ユネスコ青少年海外研修プログラムでは、毎年春夏2回、カナダとオーストラリアの高校各数校を訪問、現地高校ではこのプログラムの実施に積極的に協力してもらっている。これらの高校は日本語の授業を選択科目として設けており、生徒の間では日本または日本語への関心は非常に高まっている。  前々号の会報で、現在不要または処分してもよい英和・和英辞書、日本や日本文化・習慣などを紹介した英文図書、英語訳のついた童話絵本や図書、地図、日本語教本等のご寄付をお願いしたところ、第1次として約30冊の図書をご寄贈いただいた。  この図書は、昨年8月に実施された第9回海外研修オーストラリアコースに同行した協会職員が持参、シドニーのNSW州教育省を通じて今回の協力校のタリー地区3高校(タリー、ウィンガム、カムデン・ヘイブン各州立高校)へ贈呈された。「日本関係の資料が増強され、日本の理解向上に役立ってありがたい」と教育省及び関係高校の教員から感謝されている。 
■講演概要 ノエル・ダイル氏 「アイルランド概要、アイルランドと世界」 (本号2ページ「定時総会」の項参照)中田裕二氏 「文学・芸術の国アイルランド」ジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』、オスカー・ワイルド『ドリアン・グレーの肖像』、ジョージ・バーナード・ショウ『人と超人』、ウィリアム・バトラー・イェイツ『塔』、ジョン・M・シング『西の国の人気者』、ジェイムス・ジョイス『ユリシーズ』、サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』、シェイマス・ヒーニー『フィールド・ワーク』・ダブリン市の著名な文化施設:国立美術館、作家博物館、ショウ生誕の家
 ○初級暗唱の部
 ・研究会長賞(最優秀賞)大阪府立旭 中井沙季
 ・優秀賞  兵庫県立芦屋南 奥村文、同志社国際 孝治美咲
 ・奨励賞  関西創価 中村晴香、京都両洋 今村誠勝、
      同志社国際 小村愛美
 ○弁論の部
 ・研究会長賞(最優秀賞)京都両洋 笹原ゆうか
 ・優秀賞 兵庫県立神戸北 古川知世
 ・奨励賞 兵庫県立神戸商 南出あすみ
 ○駐大阪総領事館賞 兵庫県立伊川谷高校、京都両洋高校
4)第8回近畿地区高等学校中国語弁論大会
 全国高等学校中国語教育研究会関西支部主催)の後援 平成15年11月8日 大阪府立柴島高校
入門暗唱の部
 ・研究会長賞(最優秀賞) 兵庫県立伊川谷 金築孝幸
 ・優秀賞  大阪市立扇町総合 久保淳子、兵庫県立神戸北 住野はな 
 ・奨励賞  関西創価 前田和子・藤田朗子、 兵庫県立神戸商 下村教子
 ・努力賞  帝塚山学院 領木琴音、帝塚山 清川実花、大阪市立扇町総合 森久見子
        大阪府立柴島 山田小百合、帝塚山 小林由香里
流暢な日本語で講演するプライジンガー総領事
4.ビデオでみる世界の文化の会 ハンガリー編
平成13年度の「ビデオでみる世界の文化の会」は2002年3月7日(木)、浪速区湊町の大阪市立難波市民学習センター講堂で開催された。 今回の講師は、日本滞在中のハンガリー政府観光局(ブダペスト)広報課長 バラチカイ・エステルさんで、「ハンガリーの世界遺産」について解説いただいた。
ハンガリーには現在6件の世界遺産があり、今年6月にブダペストで開催される世界遺産委員会で、トカイのワイン地域が新規認定、登録される予定とのこと。
ビデオは、ハンガリー観光局及びハンガリー大使館提供の「こんにちはハンガリー」、「ハンガリーの旅」、「ハンガリー」の3本が上映された。
◎講師:ロバート・ルーダン米国総領事 (2001年6月19日)
「米国の政治・経済と日米関係」
米国とユネスコ 1948年ユネスコ脱退。理由は、 ユネスコの活動が政治的に利用され過ぎた。長期的な予算管理が不十分。 組織運営が不適切、など。現在もユネスコ本来の活動が実行できていないと考えられる。しかし、世界遺産委員会や人間と生物圏計画などには年間200万ドルを拠出しており、ユネスコ活動を否定しているわけではない。
米国と関西経済 関西経済の活性化策として、外国資本の積極的な導入、規制緩和、経済構造改革、高付加価値産業の開発等が挙げられる。米国の対日投資が過小。政府間及び企業間の緊密な直接対話を通して日米相互の投資を増やすことが、2国間の関係を強化する最良の方法
4.ユネスコ青少年海外研修協力高校へ日本関係図書を贈呈 (第2次) 
 
日本の昔話絵本を
ローレス校長に贈呈
   
最優秀賞の副賞として、アシアナ航空から韓国往復航空券、
日通旅行から釜山での旅行が贈呈され、3月16日から3日間、友人2人と世界遺産見学や買物を楽しんだ。
主催  大阪府教育委員会、大阪ユネスコ協会後援  NHK大阪放送局、朝日新聞大阪本社
協賛  アシアナ航空大阪支店、日本通運大阪旅行支店 協力  韓国観光公社大阪支社、日本航空
  審査委員(敬称略)
・大阪府教育委員会指導主事 水上明美, ・NHK大阪放送局文化部チーフフ°ロテ゛ューサー 井上利丸,  
・朝日新聞大阪本社編集委員 石井  晃,    ・大阪ユネスコ協会理事  大川  均
  

2)平成15年度「 国際理解・国際協力のための高校生のスピーチコンテスト」
  平成16年1月24日(土)大阪府立情報センター午後2時より
   最優秀 森本彩子(大阪府立柴島高校2年)
     「ユネスコクラブと私〜すべてのこどもたちに喜びを!めざして」
   優秀 岩崎 豊(明星高校2年)     「わたしたちの『自由』」
     高岡 愛(大阪市立汎愛高校3年「『笑顔』が教えてくえたもの」
   佳作 寺澤紀代子(大阪府立富田林高校2年)「希望を見出すために」
     中川佳子(大阪市立高校1年) 「注目の集まらない悲しい事実
  
14回校長先生とオーストラリア・ブアックスランド高校
 ・第13回(夏休み)参加者60人
  カナダコース2003年7月31日〜15日間 
  オーストラリアコース8月9日〜15日間 

 ・第14回  2004年3月25日〜4月6日の内の12日間 

今回はオーストラリア・NSW州立ブラックスランド高校とウィンマレー高校、同クインズランド州立ナラングバ高校とブラッケンリッジ高校およびニュージーランドの私立チャネルカレッジの5コースを設定、 合計68名の中・高校生が参加した。現地ホストファミリーの日本人生徒受け入れ意欲が高く、現地高校生や受け入れ家庭との交流が活発に行われた。
 課外活動では、シドニー郊外での牧場滞在体験、ブリスベン郊外のシーワールド(テーマパーク)見学などが好評であった

3. ●大阪ユネスコ協会主催(中・高校生対象海外研修旅行
     青少年国際理解教育プログラム 
5)「タイム」を読む会
   月1回 米国タイム誌を読んで現代の文化、教育、社会を語り合う集い
    コーディネーター 中田裕二氏(甲南女子大名誉教授、当協会アドバイザー)
 
6)第25回、26回「中国文化フォーラム」 
(大阪府日中友好協会主催)の後援
   第25回:5月10日〜9月12日  第26回:10月11日〜2月14日 各5回シリーズ
   第25回「中国の都市を探る〜水の都・紹興」 第26回「身近に伝わっている中国の民族風習」
 
7)2003年 「ユネスコ書き損じはがき回収キャンペーン」報告
平成15年12月〜平成16年3月
   途上国の[世界寺子屋運動]識字プロジェクト及び国政理解教育推進支援活動の一環
   全国ユネスコ協会第2位大阪ユネスコ協会では、はがきの提供1万4千枚(582000円)を超える
 はがきが回収、未使用切手9040円、現金3000円のご提供がありました。ありがとうございました。
 

5.第6回    近畿地区高等学校中国語弁論大会入賞者(敬称略) 平成13年11月10日 
入門暗唱の部
・研究会長賞  兵庫県立神戸甲北 森田
知恵 
・優秀賞  兵庫県立芦屋南 島本浩平、大阪国際
滝井 山田素陽 
・奨励賞  兵庫県立神戸甲北 内垣美沙
樹、帝塚山学園帝塚山 中川真里子、星翔 及川陽登
・努力賞  関西創価 秋山敬子、神戸市立六甲アイランド 吉村直子、兵庫県立神戸商業 水口麻美、同 松中慶子、同芦屋南 小松ちあき 
中国駐大阪総領事館賞  兵庫県
立神戸甲北高校
初級暗唱の部 
・研究会長賞  同志社国際 久保陽子

・優秀賞  兵庫県立神戸商業 清水真紀 
・奨励賞 
庫県立神戸甲北 牧野有希、同神戸商業 堤有美 
・努力
  南京都 筒井喜久、京都市立日吉ケ丘 守谷亜樹、大阪府立柴島 石井ちひろ
弁論の部 
・研究会長賞  南京都 野々垣有希 
・優秀
  和歌山県立星林 田村沙奈哉
・中国駐大阪総領事館賞     和歌山県立星林高校
(55名参加、大阪ユネスコ協会他後援)

第2次の贈呈は、本年3〜4月実施の第10回海外研修オーストラリアコースの時に実施。今回は、2000年(平成12年)春期の第6回プログラムに参加し、ウィンマレー高校を訪問・滞在した大阪府池田市の山中浩子さんから寄贈された日本の昔話絵本23冊を持参、山中さんが滞在した同じウィンマレー高校へ贈呈した。  ローレス校長、ユネスコ担当のバレル先生はともに大喜びで、ローレス校長は絵本の受領式(?)を演出、記念写真を撮影した。山中さんには校長から礼状が送られることになった。          
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4.国際交流事業
 1)外国人来訪者の接遇・交流
 2)日本紹介図書寄贈者募集、海外研修訪問高校へ贈呈(継続事業)
 3)「ユネスコ国際交流の夕べ2004」(新年互例会 関西ハンガリー交流協会と共催)
   平成16年1月30日(金) 会場:ホテルニューオータニ大阪 2階「とき」の間
  会費:会員、支援者 8000円、 在住外国人 5000円、 学生・留学生 3000円
 大阪ユネスコ協会主催の新年祝賀会が関西ハンガリー交流協会主催の「ハンガリーの夕べ」と共同で開催昨年1年間に当協会にご協力いただいた外国人の方々をゲストに迎え、又昨年10月に着任された
 ダブローナキ・ジュラ駐日ハンガリー大使及びジョーリヴァーニ・ガボール同大使館一等書記官 (政治・文化担当)
 4)ベトナム寺子屋プロジェクトの視察旅行(日本ユネスコ協会連盟主催)
   大阪ユネスコ協会の代表として関西大学ユネスコ研究部員 永田あゆみ(文学部3年)を派遣。
   平成15年11月24日〜12月2日

5.会報・通信の発行
 
  会報:1回 8月 通信:4月 5月 9月 11月 16年2月

2003年度「平成15年度) 活動報告自:平成15年4月1日 至:平成16年3月31日

1.会議
 1)理事会  6月14日(土)リーガロイヤルホテル
 2)定時総会 6月14日(土)リーガロイヤルホテル
 3)日本ユネスコ運動全国大会 5月23日〜25日 札幌
 4)近畿ユネスコ協議会例会 9月13日 京都
 5)近畿ブロック・ユネスコ活動研究会 11月8日 舞鶴

2.国際理解・国際協力のための事業活動
 1)国際理解講演会 6月14日(木)リーガルロイヤルホテル
    講師 ノエル・ダイル氏(アイルランド国立スライゴー大学日本事務局長)
    演題 「アイルランドの現況」
要旨:   アイルランドの面積は北海道とほぼ同じ、人口は約400万人。ほぼすべての人が英語を話し、内25%がゲール語(アイルランド語)を話す。両言語とも公用語。産業は農業、食品、観光、ソフトウェア、造船、醸造。  コンピューターメーカーのマイクロソフト、インテル、ジル、コンパック、アップル、IBMなどが欧州本部をアイルランドに置く。三菱電機も同国に進出。米大統領の25%がアイルランド出身(ケネディ、レーガン、クリントンなど)。文学者はジョイス、イェイツ、ワイルドなど。有名米国人はビングクロスビー、グレースケリー、グレゴリーペックなど多数。 
ロバート・ルーダン米国総領事
活動報告 2001〜2003

2001年11月28日(水)、北区大淀のウェスティンホテル大阪で、ドイツ総領事のヨハネス・プライジンガー博士を講師に迎え「新しいドイツ外交政策」と題して開催された。 プライジンガー博士は流暢な日本語でドイツの政治について平易に解説され、その話術は聴講者を魅了した。
講演要旨
21世紀を迎え、ドイツ外交を取り巻く枠組み条件は根本的な変化を遂げた。ドイツは再び統一され、外交においても完全に主権を回復した。ドイツ外交は現在も、これからも、平和外交であり続け、またグローバルな視野に立った未来の保障を目標にかかげ、努力を続けていくだろう。

 校長先生(女性)を囲んで歓迎集会に出席(ナラングバ校で)
両コースとも学校・受け入れ家庭が日本人生徒に暖かく明るく積極的に接してくれ、楽しい研修生活が送れるよう心を砕いてくれた。地元教育委員会及び受け入れ校の協力に感謝する
◎ビデオでみる世界の文化の会 アイルランド編
 2003年3月7日
世界の人々の生活や文化を描写したビデオを鑑賞、諸国の文化・芸術・民族などへの理解を深め、国際理解・協力に役立てる催し。
平成14年度の会は15年3月7日(金)午後、 大阪市立難波市民学習センタ第一研修室で開催。今回はアイルランド編で、国立スライゴー大学日本事務局長ノエル・ダイル氏にアイルランド事情を、甲南女子大学名誉教授中田裕二氏にアイルランド文学・文化について講演いただき、「アイルランドの旅」、「アイルランドのビール“ギネス”物語」その他のビデオが上映された。
若い女性も加わって「ジュニアクラス」を楽しむ
 国会議事堂(世界遺産)見学
 ホロケー村(世界遺産)民族舞踊団
トカイ「世界遺産)ワイナリー前の広場で
5.堤奈央さん(大阪教育大附属天王寺高校) 国連本部(ニューヨーク)見学に派遣される
前年度のスピーチコンテストで最優秀賞を獲得、さらに東京での全国大会で優秀賞を受賞した堤奈央さんは、副賞としてニューヨークの国連本部の見学がプレゼントされた。以下はそのリポートから。
 3月25日から31日までのニューヨーク旅行の最大の目的は国連本部の見学。事務次長、各国代表部など多くの方から国連の抱える問題、テロに対する姿勢など貴重な話を聞くことができた。地元の高校生や日本文化専攻のコロンビア大学生との日英の諺交換など楽しい交流を体験。(大学生が日本の諺をよく知っているのに驚き) この旅行を通じて国連への興味が大きく湧いてきた。
 
1998年9月に16年ぶりに政権交代があり、世代交代が進み、主権国家として対米関係を重視し欧州連合(EU)および北太平洋条約機構NATO)の加盟諸国であるわが国のパートナーとの緊密なつながりを基礎に外交を展開し、また、特に国際連合(UNO)や欧州安全保障・協力機構(OSCE)などの国際機構の一員として、また「普通の国」、「市民国家」として活動することで、この責務をまっとうする。ドイツの外交を支える主要な柱の一つに、外国を対象に展開する対外文化政策がある。ドイツの文化や国に関する情報を与えるだけでなく、人と人との、そして文化と文化の間の対話、交流、協力を目的とし、ドイツのパートナーと友人をつくることで、ドイツの最も重要な「利益」を確保する環境を改善している
「ビデオで詳しく解説していただき気候、世界遺産、食事、観光、お土産 ・・・どれもすばらしく、すぐにでも行きたくなってしまいました。」(来場者の感想)  同会場では、世界遺産の写真パネル(世界編)が同時に展示され、来場者の興味を誘っていた。
講演要旨 「ハンガリーの世界遺産」
<ブダペストのドナウ河岸とブダ城> ブダの王宮、聖堂、ドナウ河対岸の国会議事堂などが含まれる。<ホッロークーの伝統的集落> 山岳地帯にある村落。伝統を守り続けるハンガリー第一の美しい村。<オグテレク鍾乳洞とスロバキアのカルスト台地><パンノンハルマのベネディクト会修道院と自然環境>1000年を超えるハンガリー最古の修道院。<ホルトバージ国立公園> ヨーロッパで一番広大な自然の草原地帯。
神戸港の米艦船寄港など 日本駐留の米軍にあまり良いイメージを持っていないと思われる。神戸港は平和な商業港だと主張するが、神戸港に入港する船の安全は何によって守られているかを自覚する必要がある。自衛隊に対しても肯定的な印象を持っていないようで、阪神淡路大震災のときも神戸市が自衛隊の救援を拒否したと聞いているが、その表れではないか。軍事アレルギーがあるからといって、本質的な議論を避けるのではなく、国防は経済とともに非常に重要だということを市民レベルでもっと認識し、必要な議論をすべきだと考える。
3.国際理解講演会
在阪の外国公館職員などによる講演を通じて各国の政治・経済・文化・芸術・民族などについて理解を深め、国際理解・国際協力の増進に役立てる催し

12月3日 同氏はユネスコ担当官を経て現総領事に就任
平成14年度は12月3日(火)午後、中央区今橋の大阪倶楽部
要旨: ベトナムはインドシナ半島の東に位置し、北は中国、西はラオス、カンボジアと国境を接し、南北に約1700kmの細長い国土で面積は日本とほぼ同じ、人口は日本の約6割。国土の80%は山岳、丘陵、高原地帯。首都はハノイ、言語はベトナム語(公用語)、英語、仏語、中 国語など。仏教、カトリックが多く信仰されている。 長く激しいベトナム戦争により、人も自然も大きく傷つけられたが、1975年に戦争が集結した。その後も様々な難問を抱えていたが、ドイモイ(開放)政策によって、今町には活気があふれている。

4000年の文明の歴史を持つベトナムには約7300ファム・クァン・トー総領事の講演 件の遺跡・文化財があり、このうち1500件が国宝に指定されている。ユネスコがベトナム文化財の保護・修復にもっとも功績のあった人物として、ホー・チ・ミン大統領を挙げ賞賛している。
ベトナムの世界遺産 フエ (文化遺産):紫禁城に模した宮殿を持つグエン朝の都 ハ・ロン湾 (自然遺産):波によって浸食された無数の奇岩が海から突き出ている景勝地 古都ホイアン (文化遺産):16〜7世紀に栄えた東南アジアの主要貿易中継地。日本を含めさまざまな建築様式の影響を受けた独自の貿易都市 ミーソン聖域 (文化遺産):
チャンパ王国の遺跡群・女神像など、チャンパ美術を代表するヒンドゥ教遺
4.ビデオでみる世界の文化の会
 ベトナム総領事 ファム・クァン・トー氏 「現代ベトナム事情とユネスコ 遺跡

2001年度(平成13年度)活動報告
大阪ユネスコ協会では5年前から毎年春・夏の2回、カナダ及びオーストラリアで中・高校生を対象に海外研修プログラムを実施している。
第11回は2002年7〜8月に実施
 カナダコースは7月24日から15日間、バンクーバー市からバスで5時間東に行った湖水地方、シューシュワップ地区へ38名が訪問。初日はホストファミリー、担当教員、地元生徒が多数集まって心暖まる歓迎会が開かれ、参加研修生は大感激。翌日から英語のレッスンは3クラスに別れて午前中実施。午後は地域探訪・乗馬・カナダ先住民族の手工芸品製作体験・歴史的文化施設訪問・カヤック漕ぎなどの課外活動を体験した。
 オーストラリアコースは、クイーンズランド州コース、ニューサウスウエールズ州コースともそれぞれ8月12日から15日間実施、両コース合計93人が参加した。
クイーンズランド州コースの訪問校は2校で、州都ブリスベンからバスで1時間のところにある公立高校。
ニューサウスウエールズ州コースの訪問校は3校で、シドニーから北へバスで約4時間のところ、当地は真冬で、気候条件がカナダと違う以外研修プログラム内容はほぼ同じ。コアラ公園での記念写真、ブーメランの製作体験などが楽しい。
第12回は2003年3〜4月実施
 オーストラリアは3月22日からシドニー郊外の2高校、3月23日からブリスベン郊外の1校及びカナダバンクーバー郊外の1校へ合計72名が訪問、それぞれ12日間滞在。
2.第11回・第12回   ユネスコ青少年 海外研修プログラム
6.ハンガリーの世界遺産 を巡る 5月24日〜6月4日
  ハンガリー・ザルツブルグ・ミュンヘン研修旅行
関西ハンガリー交流協会主催の第3回ハンガリー研修旅行では、ハンガリー各地の世界遺産見学とザルツブルグ、ミュンヘン周遊が企画され、大阪ユネスコ協会の会員や一般をあわせて11名が参加した。
国会議事堂
内部の絢爛豪華な装飾に目を奪われる。
ネオゴシック建築の建物はドナウ河畔に美しい姿を映している。国会議事堂として使うのはもったいない感じ。
ホロケー村 ブダペストから東北方面へ少し行った静かな谷間に100軒以上の素朴な民家が集まり、独特の文化を今に残す。ハンガリー第一美しい村。
ハンガリーワインテイスティング 今回の旅行でハンガリーワインの2大産地を訪れるのも楽しみのひとつ。エゲルでは、歴史的にも有名な赤ワイン「雄牛の血・ビカヴェール」を試飲。ハンガリー東北部のトカイでは琥珀色の輝きをもつ最高級貴腐ワインを味わった。
初等・中等・高等の3段階からなる教育制度で、初等教育のうち幼稚園は2.5〜6歳、小学校6〜12歳、中等教育は12〜18歳まで。日本と違って大学では工学、医学、芸術など一部の学科を除き入学試験がなく、中等教育修了証が入学資格となる。ベルギーの食品といえば、まずチョコレート。一人当りの年間消費量は、日本人の1.8kgに比べてベルギーは8.4kgとケタ違い。ノイハウス、ゴディヴァ、レオニダス、ヴィッタメールなどが有名。ビールもベルギーの主要生産物の一つ。地ビールを含め450以上の銘柄が醸造されているビール大国。 姉妹都市には姫路−シャルルロワ、金沢−ゲント、伊丹ーハッセルト、長久手−ワーテルローなどがある。

3) ●ビデオでみる世界の文化の会 ベルギー総領事を迎えて
2004/3/4 世界の人々の生活と文化を描写したビデオを鑑賞し、諸国の文化・芸術・民族などへの理解を深め、国際理解と国際協力に役立てる催し。今回はベルギー編。大阪市天王寺区上本町六丁目の財団法人ベルギーフランドル交流センターで午後1時30分開始。

講演はベルギー総領事のディルク・ヴァン エークハウト氏の「現代ベルギー事情」、ビデオは「歴史の森ベルギー」と「ベルギー・ビール物語」の2本を上映。
 (講演要旨) 
  国の総面積は約3万平方キロ(四国の1.5倍)、総人口約1031万人。オランダ語、フランス語、ドイツ語が公用語で、同国北部のフランドル地方の約600万人がオランダ語を話す。経済面では、外国に対して開放的な政策をとり、輸出はGDPの約76.5%、輸入は同73%に達している。他の欧州各国の貿易額がGDPの31%に比べてその発展ぶりがうかがわれる。同国の自由経済政策により日本企業250社が進出、活躍している。   教育面では、6歳から18歳の国民はすべて学校に通っており、この12年の義務教育期間の学費は無料。

クラグストン・カナダ総領事 「日本・カナダの国際関係」
 要旨:調査によれぱ、カナダは広大な面積をもつ親しみやすい国で、すぐれた自然の風景と無限の資源をもつ国、と多くの日本人は思っているが、それ以外については、たとえば通信・健康・運輸・住宅・食品などハイテク産業で世界をリードしていること、カナダのソフトウェア技術が日本の半導体チップや自動車体、またアニメキャラクターの設計・開発に使用されていることなど、カナダの科学技術の側面についてはあまり知られていない。
ここで、日本・カナダの相互交流について重要な役割を演じた日本人、新渡戸稲造について触れたい。ある教授に質問されたとき、彼は「私は英語を勉強して太平洋の橋となりたい」と答えた。1933年にカナダで死去したが、バンクーバーでの葬儀には700人を越す弔問者が参列し、同地の大学には彼の名を冠した公園が建設されたことを見ても、彼がいかに日本・カナダの交流に尽力
したかが理解できる。日本とカナダはともに世界でもっとも住みやすい国の各一つとして国連の統計調査で報告されているが、これは両国の世界に冠たる教育環境が大きく寄与している。関西には優れた大学が多いことで世界に知られている。 両国間には学生や教員の留学・交流も非常に盛ん。日本・カナダの教育交流を通じて、新渡戸稲造の遺志に従って両国の交流の架け橋を大きく完成させたい
3.国際理解講演会
在阪の外国公館職員などによる講演を通じて各国の政治・経済・文化・芸術・民族などについて理解を深め、国際理解・国際協力の増進に役立てる催し
クラグストン・カナダ総領事
英語で講演するバラチカイさん
 パンノンハルマ修道院(世界遺産)の中庭で

2002年度「平成14年度) 活動報告

1.
平成14年度 国際理解・国際協力 のための 高校生のスピーチコンテスト
2003年 1月25日に開催 |
最優秀賞は聖母被昇天学院高校の大家真美さんに 本年1月25日(土)、大阪市大手前の大阪府立文化情報センターで開催。応募作品の中から予選を通過した11作品の作者による日本語弁論大会が行われた。
 今回の出場者の中で異色の存在は、府立箕面養護学校高等部1年の車いすハンドボール選手の佐光和也さん。
コンテストでは「車いすハンドボールが世界のスポーツへ発展し、多くの人々と交流したい」と壇上の車いすから若者らしい抱負を述べた。 今回の最優秀賞受賞者は、 聖母被昇天学院高校2年の 大家真美さん。「フィリピ ン−その未知なる国で学ん だこと」と題するスピーチ で、スラム街にある姉妹校 での生徒たちの情景を描写 、貧困と環境の悪さに負けずに、明日のフィリピンを目指して目を輝かせて勉強に励んでいる様子を、日本の生徒と対象して、反省の気持ちをこめて述べた。
審査委員(敬称略)
・大阪府教育委員会指導主事  三上和久 ・NHK大阪放送局文化部チーフフ°ロテ゛ューサー 吉村伸吾
・朝日新聞大阪本社編集委員  石井 晃 ・大阪ユネスコ協会理事 大川 均
入賞者及び佳作受賞者(敬称略)
◎最優秀賞
  聖母被昇天学院高2年 大家真美「フィリピン−その未知なる国で学んだこと」
◎優秀賞
  府立枚方津田高3年 矢野恭子「私を変えたマレーシア」、
  府立箕面養護学校高等部1年 佐光和也、「世界に広がれ車椅子ハンドボール」、
  府立農芸高1年 西浦陽子「広がる世界」、
  府立長尾高3年  橘真子「視線に気付くということ」
◎佳 作 大阪国際滝井高2年 花谷奈央子、府立鳳高3年 両井知世子、
     府立松原高1年 東 志文、府立佐野高2年 江口直志、
     関西創価高2年 木村貴明、府立松原高2年 新宅美奈
主催 大阪府教育委員会、大阪ユネスコ協会後援、、 NHK大阪放送局、
    朝日新聞大阪本社  :協賛 日本通運(株)大阪旅行支店
 車いすの佐光和也さんの
スピーチ