Morioka UNESCO Association
盛岡ユネスコ協会

活動レポート

Date.2021.10-12版

ご協力をお願い致します!
第15回「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」絵画展
日本ユネスコ協会連盟・盛岡市・盛岡市教育委員会の共催のもと、盛岡ユネスコ協会の最大事業活動である第15回「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」絵画展が、11月26日から28日まで、テレビ岩手ロビーで開催されました。

表彰式は、最終日に感染予防のため、優秀賞と金賞の受賞者だけになりました。昨年はコロナ禍であり、展示をする事が出来ませんでしたが、今年は消毒、検温、時短、飲食禁止のもとで、ようやく展示までこぎつけることができました。準備では多くの会員に手伝って頂き、感謝しております。

会場いっぱいに展示された入賞入選の素晴らしい絵を見たら、心から嬉しく思いました。

今回の第15回盛岡ユネスコ協会たからもの絵画展の活動にご賛同いただきました、ご協賛企業様をご紹介いたします。

(株)岩手日報社 様 (株)北日本銀行 様
(株)岩手銀行 様   (株)東北銀行 様

ご協賛、誠に有り難うございました。

たからもの展委員長 日野 美穂子

表彰式(11月28日)

審査会(10月13日)

展示作業

展示会場の様子

講 評|審査委員長:種倉 紀昭
盛岡ユネスコ協会は、建造物・自然・遊び・生活・風俗・習慣等をテーマに、本年度も市内小・中学校、絵画教室から作品を募集しました。そして標記の絵画展をテレビ岩手で開催することとなりました。

絵画教室も含め、応募は小学校12校、中学校1校、応募数923点(昨年、717点)でした。昨年よりも 206点多く、202点を入選としました。入選の中から優秀賞8点、金賞8点、銀賞12点、銅賞26点を選びました。審査へのご協力有難うございました。

小学生の作品では、さんさ踊り、ちゃぐちゃぐ馬っこ、秋の山車祭り、舟っこ流しなどの行事、キリン、孔雀などとの動物園での出会いと感動、朝顔やへちま、蝶やカブトムシという動植物との共感が伝わってきます。満開の桜の木々の絵も沢山ありました。

中学生の作品では、学校の図書室、校舎、盛岡八幡宮本殿の雪景色、鉈屋町の町屋、桜山神社の山門、開運橋夜景、岩手山、旧石井県令邸などが題材です。

前回と同様、審査でご一緒したのは、野口 晃男先生、侘美 洋子先生、平 政光先生です。長年、この審査と学校現場で美術教育に携われた見識のある先生方です。様々な観点から話し合いの中で、今年も、公平で厳正な審査に努めました。

第15回「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」|優秀賞
日本ユネスコ協会連盟会長賞
『雪に建つ』
  下橋中3年 深澤 蒼太 さん

盛岡ユネスコ協会長賞
『冬の櫻山神社』
  下橋中3年 坂井 望咲 さん

盛岡市長賞
 『秋祭り』
 NHK文化センター
  子供絵画教室
 杜陵小6年 細川 美月 さん

盛岡市教育委員会教育長賞
『もぐもぐそうのくじゃく』
   厨川小2年 芳賀  翼 さん

岩手日報社賞
『盛岡から見える美しい自然』
下橋中2年 阿部 來未 さん
北日本銀行賞
『初詣手』
  下橋中3年 新本 陽子 さん
岩手銀行賞
『チャグチャグ馬コ』
 NHK文化センター
  子供絵画教室
 緑が丘小4年 菅原  陽音さん

東北銀行賞
『盛岡の名所、八幡宮』
  大新小6年 越戸 菜永 さん

団体会員紹介(3)

アートホテル盛岡

当ホテルは、2019年3月10日「ホテル東日本盛岡」から「アートホテル盛岡」へ、リブランドオープンいたしました。

2019年5月1日には、盛岡の文化と伝統工芸、自然をモチーフに客室を全面リニューアルし、多くのお客様をお迎えしております。

また、レストランをはじめ宴会場においても、人生の節目を祝うお集まりなど、ご人数や用途に応じて幅広いお客様にご利用いただいております。

これからも、地域に寄り添い、「お客様にとって思い出の場所」、「心和やかに過ごされる場所」であり続けたいと思っております。

ホテルを訪れる多くのお客様をお迎えするロビー

カップルやファミリーでのご利用に最適なデラックスツインルーム

「輪」の原稿依頼を受けて

佐々木 嘉直

 127号(H24)に編集委員会による「輪」の文があり、「輪」が随筆コーナーであることを知る。さらに131号~174号の寄稿者22名の題名・氏名があり、長く続いていることも知る。

内容は、人生(年輪)、家族(家系)、人と人との繋がり、国と国の繋がり、「和」に置き換えて精神的(こころ)な面からの寄稿もある。182号(H26)年頭の挨拶のタイトルは、「和を輪に繋げて」である。

輪は形で円形である。縄文人は円形に穴を掘った住居(竪穴住居)に住むようになる(早い時期は方形主)。平場の住居配置は中心に空間(広場)を確保し、ほぼ円形に配置されるケースが多い。

そして、広場には祖先とつながる墓域を設け、配石や殯施設の跡と思われる柱穴群も見られる。配石が円形に配置された環状列石(ストーンサークル)は縄文後期に多くなる。大きな集落が維持できなくなり小集落に分散し、旧集団(祖先)とつながる祭りの場(墓域)として維持されるようになったと思われる。

狩猟採集の生活は、自然の四季折々の動植物に依存している。1年1年が循環する経済の中で、縄文人は自然に円=輪の形の中で生活し、自然や祖先との繋がりを大切にしていたのである。

古代になると方形の竪穴住居となる。その後竪穴住居から掘立柱や礎石住居となるが、平面は四角形の住居は現在まで続いている。当然、精神性も縄文時代とは異なることになる。

今年、県立博物館のテーマ展で紹介された「西平内Ⅰ遺跡」の環状列石は、県内で最も新しく発見された事例である。遺跡の下を流れる川で少年時代、イワナを釣り、近くの山で野いちごを食べ、クリ拾いをし、ウサギも追いかけていた。「兎追いしかの山」記憶は遠く。

社会の分断が進み、共存と輪(和)が大きな課題となる中、盛ユ「輪」の先見性にエールを送りたい。

第3回理事会(2021年12月9日開催)から
■<2022年世界のカレンダー展とカレンダーリサイクル市>について

日時 2022年1月3日(日)~5日(日)10時~18時(最終日は17時まで)
会場 パルクアベニュー川徳 7階 特設会場

盛岡レオクラブ並びに盛岡レオクラブ育成担当盛岡ライオンズクラブ主催の「リサイクル市」において、カレンダー・手帳等の販売に協力し、主催者からその益金の一部を頂戴し、世界寺子屋運動識字支援や当協会の活動資金としています。

<収集にご協力をお願いします>

  1. 12月15日(水)から27日(月)までに盛岡ユネスコ協会理事、または盛岡市教育委員会生涯学習課(都南支所3階)に届けてください。
  2. 2022年1月2日(日)14時30分~15時30分、会場(川徳7階)の盛岡ユネスコ協会担当者に渡してください。

提供いただく際にはお礼状を差し上げることのみに使用しますので、住所と氏名をお知らせください。

■書きそんじハガキキャンペーンについて

書き間違いや、古いなどの理由で投函されなかった未使用ハガキ、タンスの中に眠っている金券などの「タンス遺産」を回収して、集まったハガキや切手などを募金に換え、世界寺子屋運動の活動に使わせていただくキャンペーンです。

通年事業です。問合わせは事務局へお願いします。

■第2回講演会・交流会について

コロナウイルス感染状況をみながら、令和4年2月に(会員向け)講演会のみを開催する予定です。

■創立75周年記念事業にかかわる実行委員会について

上記事業の実施については、今年度末までに結論を出すこととします。