ここでは「ユネスコ活動全般」について、よくお寄せいただく質問と、その答をまとめました。
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Q1 |
ユネスコはいつ、どのようにして、つくられたのですか
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A1 |
ユネスコ創設の最大のきっかけは第二次世界大戦でした。
戦争による犠牲と破壊は、人びとの心を打ちのめし、なかでも教育の荒廃は、未来の世代の平和と繁栄を保障する点でヨーロッパの指導者たちに大きな不安を抱かせました。本国をドイツに占領されロンドンに亡命政府をおいていたヨーロッパ各国の文部大臣は、1942年、イギリス外務省の呼びかけで、連合国文部大臣会議を開きました。
自由フランス委員会からも教育相が参加し、このロンドン会議が、ユネスコの生みの親になりました。
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Q2 |
ユネスコはどんな活動をしていますか |
A2 |
教育・科学・文化の面でいろいろな活動をしています。主なものとしては、
●世界遺産の決定と保護
日本では、白神山地・古都京都の文化財・日光の社寺・広島の原爆ドームなど21件あります。
世界では、ピラミッド・万里の長城・グランドキャニオン・ヴェルサイユ宮殿など1073件にものぼります。
(2017年7月現在)
●世界寺子屋運動
発展途上国への識字協力事業です。 詳しくはユネスコとはへ。
●そのほか、開発に役立つ科学、無形文化財(伝統音楽・芸能など)の保存活動をしています。
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Q3 |
ユネスコのマークは何を表しているのでしょうか |
A3
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人類の叡知を結集してできたユネスコは、古代ギリシャ文明がもたらした精神的遺産に敬意を表し、叡知のシンボルであるパルテノン神殿の正面の姿をそのままユネスコの標識としました。
6本の正面円柱にUNESCOの6文字を配置してデザインされました。
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Q4 |
ユネスコとユニセフの違いは? |
A4 |
ユネスコは、教育と科学と文化の分野での国際協力をすすめ、相互のコミュニケーションをはかって世界平和と人類共通の福祉を実現しようと設立された国連の専門機関です。
ユニセフは本来は第二次世界大戦が終わったときに、戦争で家や家族を失い悲惨な状況におかれていた子どもたちに、食料・衣料・薬などを急いで届けることを目的に、1946年、国連総会の決議で活動を開始したのです。
ところが第二次世界大戦が終わったあとも地域的な戦争や紛争はあとを絶ちません。発展途上国で援助を必要としている子どもたちがたくさんいます。そこで国連は1953年にユニセフを恒久的な活動をする国連総会常設の機関に改組しました。
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