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[2022.4.28] 土田英順さん札幌ユネスコ広報大使就任

土田さんと当会との縁は、2014年11月の講演会から始まりました。昨年12月亡くなった、外岡秀俊氏による震災被災地からの報告「わすれない、つなげよう」と題した講演の際に、土田さんがチェロを演奏されたのです。
また、2017年2月に映画「小さき声のカノン」の上映会に参加され、上映後、「保養の大切さへの理解が深まりました」と、じいたん基金より「ユネスコ協会就学支援奨学金」に10万円のご寄付をされました。
その後も昨年のクラウドファンディングも含め、何回も震災で被災した子どもたちのためにと、多額のご寄付を頂戴しております。また、ご自身のブログでも度々ユネスコ活動について詳しくご紹介くださっています。
土田さんこそ、札幌ユネスコ協会初代広報大使にふさわしいと、理事会が全会一致で推薦を決めました。快くお引き受けいただき、会員一同大変喜んでおります。


土田さんは、ご挨拶で、「これまでは、時々ブログでユネスコのことを紹介してきましたが、これからは、コンサートの度にお話ししようと思っています。文字の読み書きができない方が、7億7,300万人(2021年)もいることに驚きました。世界寺子屋運動は素晴らしい活動です。『貧困のサイクル』を断ち切ることは地域の発展につながります。」と語られました。
また、東日本大震災の奨学金を受給した生徒さんたちのお礼の手紙には、ただ「お金をいただきありがとうございます」ではなく、「自分も、社会の役に立つ人間になりたい」とか、「自身の経験を活かし、災害などで辛い目にあっている人の力になりたい」などの感想が寄せられていることに触れ、「ユネスコは本当に素晴らしい活動をしていると思っています。」とおっしゃってくださいました。