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東北大学GLCとの共創型国際共修事業

事業・行事実績

東北大GLC「共創型国際共修」~日本の音楽『民謡』~で連携しました

東北大学の協定校である米国・ベイラー大学の学生がサマープログラムで東北大学を10日間訪問しました。
東北大学は「日本の音楽」と「日本の食文化」に関する授業を提供するということで、仙台ユネスコ協会が、会員の縁で「日本の音楽」の講師として「津軽三味線」奏者の葛西頼之さんをご紹介しました。葛西さんは海外での演奏や紹介活動の経験をおもちで、英語混じりで講話し、持参した三味線で直接学生に演奏させるなど、学生にとって興味深く、得難い貴重な体験になったと思います。
ご自身の演奏も大変すばらしく、今後、仙台ユネスコ協会としても、演奏を聴かせていただく機会を持てたらと思います。

  • 津軽三味線01

  • 津軽三味線02

  • 津軽三味線03

東北大学と「共創型国際共修の実施に関する覚書」を締結しました

2025年1月9日、国立大学法人 東北大学高度教養教育・学生支援機構グローバルラーニングセンター(GLC)と仙台ユネスコ協会は、「共創型国際共修の実施に関する覚書」を締結しました。締結式には、東北大学GLCからセンター長で副学長の山口昌弘教授を筆頭に関係の教授等の皆様が、仙台ユネスコ協会からは会長・副会長・専務理事が参列し、東北大学の教育・学生支援部 留学生課の橋本直也課長の進行で行われました。
この覚書は、東北大学の提案する「共創型国際共修」の実施を通じて、国内外の地域における社会課題に積極的に取り組み社会価値を創造する人材を育成すること、および国際交流の推進と双方の発展に寄与することを目的として締結されたものです。(覚書第1条 目的)

  • サイン中の山口副学長と見上会長

    サイン中の山口副学長と見上会長

  • 取り交わされた覚書

    取り交わされた覚書

これまで東北大学と当協会は、留学生支援事業や青年部の「留学生交流会」など、長い期間協力関係を築いてきましたが、2023年度からはさらにSALON国際交流事業や、GLCの受入れショートプログラム、新規渡日留学生のサポート活動などでも連携を深めてきました。
2024年度に東北大学は、文部科学省の「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」に採択され、文化や言語の異なる学生同士による共修のための体制構築等を通じ、大学の国際化の推進、日本人留学生の派遣、優秀な外国人留学生の受入れ・定着それぞれが相互に作用する好循環の創出を目的とした「共創型国際共修」事業を進めることになりました。
教育・科学・文化を通した相互理解による恒久平和を目指して国際交流事業を進めてきた当協会にとっては、活動の理念に沿うものであり、このプログラムのステークホルダーの一つとして参画させていただく機会をいただけたことは、たいへん光栄なことと考えます。
歴史を紐解けば、世界初の民間ユネスコ協会である「仙台ユネスコ協力會」の創設に尽力したのは、東北大学でした。この協力會創設の準備委員長であり、初代会長は佐武安太郎総長であり、設立後の事務局長として尽力され、第二代会長になられたのは土井光知教授でした。UNESCOパリ本部の当時の事務総長、ジュリアン・ハックスリ-博士(英国の著名な生物学者)に送った「設立趣意書」が、戦後の物資不足の中、土井宅にあった障子紙にしたためたものであったというのは有名な話です。
世界は先の見えない不確定な時代であることから、今回の覚書締結を機に世界の先端を行く教育機関である東北大学から学ぶ機会をいただいたと考えます。仙台ユネスコ協会は東北大学との連携を密にしながら、これまでの民間ユネスコ活動の経験を活かしなら取り組んでいきたいと思います。

  • 参加者で記念撮影

    参加者で記念撮影

  • 会場の様子

    会場の様子

  • 挨拶する見上会長

    挨拶する見上会長

  • 締結を段取りした渡部准教授

    締結を段取りした渡部准教授