中馬会長は、世界紛争が続く中、第2次大戦の反省を踏まえて立ち上がったユネスコ運動の意義は大きいとお話。
　向山会長は、震災に対する義援金がハンガリーからも来ていて日本ハンガリー友好協会から仙台にお届けしたこと、昨年中止した行事が多くあるので楽しみであるとのお話がありました。
　平成23年度事業報告、同収支報告、平成24年度事業計画、同予算案が提議され、審議のうえ、いずれも原案通り承認、議決された。
　　新任役員の選出が行われ、新任理事は次の方が選出されました。
　　　　　　　　津江　明宏氏、神谷　安子氏、東浦　栄一氏、湯浅　良男氏

前年度より繰越	1,059	会議費	150
会費・補助金	1,780	事務費	830
分担金・寄付金　雑収入	140	事業活動費	1,750
参加費・受託費　収入	600	予備費	849
収入合計	3,579	支出合計	3,579
＊緑化基金	7,163

前年度より繰越	1,145	会議費	57
会費・補助金	1,593	事務費	831
分担金・寄付金　雑収入	158	事業活動費	1,619
参加費・受託費　収入	720	予備費	0
収入合計	3,567	支出合計	2,507
		次年度へ繰越	1,059
緑化基金	7,753	緑化基金	7,163

社会主義時代にはメンテナンスが行き届かなくなって施設が、今や次々と新しいタイプの施設ができており、ダンス、音楽、映画などとコラボした催しが増えてヨーロッパ中から若者が集まる温泉天国となっている。
このほか水深３８メートルの湖全体が温泉になっていて周りの植生が熱帯性のへ―ヴィーズ温泉湖やミシュコルツタポルツァの洞窟温泉など野趣あふれる温泉も多数。
温泉が容易に出るという環境に恵まれていることもさることながら、いつの時代にも温泉をこよなく愛し続けてきた人たちがいて、その積み重ねが文化として根付いてきたのだということが良くわかる本当に楽しい講演でした。

総会に引き続き恒例の国際理解講演会をいたしました。講演は三題ありました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（関西ハンガリー交流協会会員慶野雅彦氏記）
１．「ハンガリーの温泉文化」　講師　：　ボルショシュ・レヴェンテ大阪大学外国人特任教員
　お話は、火山のないハンガリーになぜ温泉が多いのかということから入って、歴史を紐解きつつそれぞれの時代の温泉事情を解説いただきました。ハンガリー語による講演で大阪大学の岡本真理先生が通訳にあたられました。
■講演概要
ハンガリーは地表の厚さが地球平均より１０キロメートル浅い。だから、地殻の熱が地球表面の地層に届きやすいということのようです。ちなみに一般的には地表を３０メートル掘ると温度は一度上昇するが、ハンガリーでは１５メートルで一度上昇するということです。驚きでした。

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４）青少年国際理解教育プログラム　
　　小中高生対象・海外短期留学と英語研修及びホームステイ
　　�@ 第31回 2012 夏休み企画 7月〜8月　　　　　運営：日本通運（株）大阪旅行支店、
　 　　　　第３１回　夏休み青少年国際理解教育プログラム・大阪大学同行学生レポート

◆第一回名古屋市科学館の世界一のプラネタリウム見学と科学体験ツアー
　８月３１日〜９月１日　実施　１６名参加
　昨年の開業以来、人気のある名古屋市科学館のプラネタリウムの見学に車、鉄道、航空宇宙の最先端を行くプログラムを体感しました。

 ◆４回 恐竜渓谷 福井勝山ジオパークとおもしろ体験ツァー　
　７月２８日〜２９日　実施　　１４名参加。
　日本各地に現在指定されている１０箇所の『日本ジオパーク』を順次見学、学習、探検する少年少女向けのサイエンスプログラム。
　勝山市ジオパーク推進室の協力により、勝山市内にある地球の生命活動を知る勝山ジオパークの断層の見学や福井県立恐竜博物館に展示されている多数の化石や恐竜の実物大の模型を見学。

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６)世界遺産・科学研修プログラム　世界遺産・ジオパークとサイエンス・ツアー
　　　　　　　主催・監修：大阪ユネスコ協会 　協力：財団法人大阪科学振興協会　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　運営実施　ジェイ・ケイ・トラベル（株）

　　2012年夏企画　
 ◆第３回夏休み「スーパーカミオカンデ探検」と「世界遺産・白川郷」の旅」　
　７月１４日〜１５日　実施　３０名参加。
　　今年で３年目を向かえ、毎年満席でキャンセル待ちが出る人気コース。
スーパーカミオカンデの事前講習会の開催など準備を行い大阪市科学館からは専門の学芸員が同行しました。またユネスコ世界遺産で『白川郷』では、地元のボランテイアガイドによる詳細な説明を受けました。

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５） 国際野外活動 プログラム　インターナショナルキャンプ
　　小中高生対象・青少年のための語学研修＆自然体験　　（外国人留学生と楽しむインターナショナルキャンプ）
　●２０１２年夏休み企画　　大阪ユネスコ協会監修／アクトレップ株式会社（当協会会員）企画運営事業 実施報告
１．夏休みインターナショナルキャンプ in 伊賀 ２泊３日　（７月２９日出発 １９名参加 ７月３０日出発 ２１名参加）
　　＊大阪市立伊賀青少年野外活動センターでキャンプや忍者体験を楽しみました。
２．イングリッシュ・シャワーキャンプ in 京都 ３泊４日　（８月７日出発 ４１名参加 ８月８日出発 １９名参加）
　　＊京都・宇多野ユースホステルに３泊し、留学生のお国料理をつくったり、英語劇に出演したりと、
　　　　英語や外国人に親しむ良い機会となりました。
３．万博記念公園インターナショナルキャンプ １泊２日　（８月７日出発 １３０名参加）
　　＊都会の中の公園で外国人留学生とキャンピング。さまざまなゲームでうちとけました。

＊大阪府豊中市立上野小学校　
「２０１１年度 ユネスコ世界寺子屋運動 書き損じハガキ・キャンペーン」に協力
２０１２年４月１６日、豊中市立上野小学校校庭で、同校の児童会が回収した書き損じハガキ１，３００枚の引き渡し行事が開催された。

「ユネスコ書き損じハガキキャンペーン」
　平成２３年度「ユネスコ書き損じハガキ回収キャンペーン大阪」報告
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（平成２３年１２月〜平成２４年３月）
　　総計約３０万６０００円相当が集まりました。 皆様のご支援に感謝申し上げます。
　　書き損じハガキ約４６００枚 未使用切手約９万８０００円分
途上国の識字率・教育水準向上支援を目的とする「ユネスコ世界寺子屋運動」の資金拠出手段として全国的に実施されている募金キャンペーン。
大阪ユネスコ協会でも、下記に紹介する団体はじめ全国各地から総計で下記のとおりご提供・ご協力をいただきました。
　　＊大阪府豊中市立上野小学校（別紙） 　　＊ＮＨＫ大阪放送局（別紙）
感謝状贈呈
書き損じ葉書及び未使用切手を多数ご提供いただいた下記の法人・団体・個人の皆様に寺子屋感謝状を差し上げました。（順不同、敬称略）
アルフレッサ ファーマ株式会社 豊中市立 上野小学校 大和田弘 清水麻里、中馬弘毅事務所 野村節子 中原豊子 長谷川多賀代 森川いづみ 山下雄二郎、山田悦子 山本裕美子 上藤ちか子

後援事業
１） 「オアシス17」国際芸術作品展　　2012年5月25日〜27日
　　　実施団体（株）麗人社運営　　会場：大阪ビジネスパークツイン２１　ローマ＝６月１９〜２１日
　２０１２年、第１７回を迎えた芸術祭「第１７回オアシス２０１２」、今回も大阪ビジネスパーク・ツイン２１と、海外ではイタリア・ローマの市立現代美術館で開催された。大阪では、芸術展実施団体の(株)麗人社の活動を当協会が後援、また当協会からユネスコへの募金や書き損じハガキ回収運動などの呼びかけ・展示などについて、同社からの協力をいただいた。
東日本大震災の被災者支援を目的として、「アーティスト・スクランブル」キャンペーンが今回も実施され、この活動のために制作された多くの小品がチャリティー販売され、両展の売上と合わせて「東日本大震災みやぎこども育英募金」へ届けられた。
　大阪芸術祭参加作家数 １６０名（イタリア、フランス、モナコ、スペイン側出展作家を含む）観客動員約１２,０００名

２）第17回 近畿地区高等学校中国語弁論大会 　2012/11/10（土）
　 会  場：関西大学　千里山キャンパス  　主  催：全国高等学校中国語教育研究会関西支部
   後  援：中華人民共和国駐大阪総領事館教育室、大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・
　　　　　　奈良県・和歌山県・大阪市・京都市各教育委員会、大阪ユネスコ協会,他　　

　　交流１日目、寸劇形式でユネスコについて紹介するユネスコ啓発活動を行った。世界遺産保護や、書き損じはがきキャンペーンの、そして異文化理解の大切さなどを学んだ。子どもたちには聞きなれないような内容だったが真剣に耳を傾けてくれていた。その後、校庭に出て追っかけ玉入れ、二人三脚、王様ドッチを行った。炎天下の中暑さにも負けず元気よく遊ぶ子どもたちに大学生も驚かされるばかりであった。
午後からは科学実験として、ダンボールを使った空気砲、弾むシャボン玉といった普段子どもたちがふれることのない実験を行った。子どもたちは興味深々で、真剣に取り組んでいた。最後は、ビスケットとチョコレートチューブをうまく使って、個性的なお菓子の家を作って楽しんだ。
　　交流２日目、世界遺産にちなんだゲームを行った。クラフトアートによる、劇での世界遺産の紹介、世界遺産についての○×クイズ、世界遺産カルタの３つを行った。それぞれにより世界遺産について学んだ。そのあとは、借り物借り人競争。昼ご飯後、スイカ割、ゲームラリー、ボーリングやストラックアウトなど計６つの遊びを回っていった。
　閉会式は子どもたちの感想がユネスコの活動の大切さや、意義について分かった、また遊びも普段できないことが色々できて楽しかったと言ってくれた。２日間の交流を行うにあたって部員同士の協力、歌垣小学校の先生方や能勢教育委員会の方など様々な方のご協力、お力添えを受けることで実施できたことを改めて実感した。本当にありがとうございました。　報告：関西大学ユネスコ研究部　総務　光宗信太朗

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４）　スポーツイベント　　運営：（株）アクトレップ　
１．第１回世界ジオパークトレイルラン　（７月８日 山陰海岸ジオパーク神鍋高原 ５６０名参加）
＊世界ジオパークネットワークに加盟している山陰海岸ジオパークの神鍋高原において、トレイルランニング大会開催。冒険家・植村直己さんが愛した蘇武岳、近畿で唯一残る噴火口を持つ神鍋山などハードな４２ｋｍを駆け巡りました。少し雨模様でしたが、思わぬ好記録が出て、事務局もビックリでした。

むしろ日ごろの診断・予防に力を入れるべきだ。危険樹木といえば、枝が折れたり、木が倒れたりで被害が出て裁判沙汰になるケースは欧米では普通。日本でも増えて来ているが、これはその延長の問題で、何が大事かの議論がほしい。
守る・残すだけでなく時には切り捨てる判断も大切だし、木一本ではなく森を見ることがさらに大切、という含蓄のあるお話でした。

３．樹木医の世界
　　　講師　：　中川育男・中川技術士事務所長・樹木医
多くの樹木を診断してこられた経験をもとに、樹木に対する見方についてのお話を伺いました。
■講演概要
日本は木一本を大切にする文化があり、いざという時にその一本の木を枯れさせまいとする努力をするが、木を守るための措置が回りの動植物を損なうケースもあるわけで、危険樹木として処理するほうが大きな眼で見たら正しいことがある。

活動事例発表では、１）彦根ユネスコ協会の設立報告、２）地域とつながる西浅井中学校生徒会の活動、３）近畿の青年ユネスコ活動の現状 がそれぞれ発表・報告された。
　 記念講演会では、太田浩司・長浜城歴史博物館学芸員から「湖北の戦国遺跡〜古戦場と城郭」と題してユーモアと学識を交えた興味深い遺跡・古戦場・城郭物語を拝聴した。
＊写真：廣瀬忠子氏（日本ユネスコ協会連盟理事・芦屋ユネスコ協会会長）と中馬弘毅・大阪ユネスコ協会会長

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協力事業
●「２０１２年 近畿ブロック・ユネスコ活動研究会 in 長浜」平成24年7月28・29日
「滋賀の文化や自然を広く近畿に発信し、地域文化遺産、自然遺産を世界へつなげるために」（湧口正男・長浜ユネスコ協会会長の歓迎のことばより）のスローガンのもと、滋賀県長浜市の長浜ロイヤルホテルを主会場に開催された。
　、河原恵・滋賀県教育長、藤井勇治・長浜市長、獅山向洋・彦根市長、北川貢造・長浜市教育長を来賓に、主催者側から廣瀬忠子・日本ユネスコ協会連盟理事・芦屋ユネスコ協会会長、藤田義仁・近畿ユネスコ協議会会長代理・京都ユネスコ協会事務局長がそれぞれ主催者側からの挨拶を行った。  報告事項として、日本ユネスコ協会連盟の尼子美博主任から、東日本大震災教育支援活動、未来遺産活動、世界寺子屋運動キャンペーン 近況と予定報告があった。米田伸次・連盟理事からはユネスコスクール活動について説明があり、６月現在のユネスコスクール加盟数は全国で５１９校、近畿では７５校（全国の１５％）が認定されているとの報告があった。　

お味噌は原料、甘さ・からさ、色で分けられます。先ず、原料は米と大豆が一般的で、九州・四国に多い麦と大豆、このほか愛知・三重・岐阜では大豆のみのものがあります。甘さ辛さは塩分量によって決まり、５〜６％と塩分の低いものが白みそ、１０〜１２%と高いのが赤みそ、という具合です。
お味噌と同様日本酒、しょう油など糀菌を使う文化は日本独特ですが、これは糀菌が自然の状態では日本にしかないからで國菌といわれるゆえんです。
発酵食品が昔から重宝されているのは�@長持ちするので保存に適している�A体に取り入れやすい�B味が良い�C付加価値がついた食品である（ブドウよりもワイン、牛乳よりもチーズ）�D健康に良い（熟成すると微生物の力でビタミンやたんぱく質が多くなる）、等の理由によります。
流暢な日本語（関西弁）でお味噌の世界をわかりやすくお話しいただきました。「味噌汁一杯三里の力」

２．「お味噌にまつわるお話」
　　　講師　：　フレンリー・アントニー大阪味噌醸造（株）代表取締役
講師のフレンリー・アントニーさんは１９８６年から大阪に住み、１９９０年に明治３０年創業の同社にご入社。会社は奥様の父上が３代目という老舗です。今回は私達になじみ深いお味噌のあれこれについてお話いただきました。
■講演概要
同社は長期熟成と天然醸造がウリで、基本的に業者さん相手のご商売。従ってスーパーなどではお目にかかれません。