未来へつなげよう!私たちのまちの宝
~「つながり」を大切にしたふるさと(地域)学習を通して~
大牟田市立宮原中学校
参加人数 288
助成活動期間2024/4~2025/3
- 環境学習
- SDGs全般
- 世界遺産・地域遺産学習
- 防災・減災教育
- 10万円枠
- 福岡県
- 【中学校】
- 総合的な学習の時間
活動のねらい
・保護者、地域、幼稚園、小学校、高校など多様な人々との関わりを通して、コミュニケーション力や他者と協力する態度やつながりを尊重する態度を培う。
・郷土を愛する心を育む。
・自分たちの住むまちのまちづくりについて考え行動する。
・持続可能な社会の担い手育成を目指す。
活動内容
・「ユネスコクラブ」の取り組み
「ボランティア部」を改名したことにより、「ユネスコスクール」についての詳細を学ぶようになった。生徒たちの意識の改革を行い、自分たちで何ができるかを考えて取り組みを計画し、実行した。
ユネスコクラブでは「フラワーチェンジプロジェクト」において世界遺産「宮原坑」を花で囲むことで来場者を増やし、まちづくりにつながることを目的として活動を行った。また、高校生が作成したプランターに幼、小、中学校で絵を描き、地域の方々が花を植え、育てた。活動を通じ、多くの人との関わりを持つことができた。
・福祉学習における取り組み
1年生が大牟田特別支援学校の生徒とレクリエーションや七夕飾り会で交流したり、クリスマス会で手作りのプレゼントを交換したりすることを通じて、つながりを深める活動を長年行っている。
3年生は高齢者宅を訪問し、事前に作成した絵手紙をプレゼントし、交流する活動を行った。
・「世界遺産学習×防災・減災」の取り組み
探求学習のまとめを生徒それぞれが発表し、生徒全員と教職員が投票する「プレゼンコンクール」を行った。また、地域の世界遺産「宮原坑」について深く学び、なぜ耐震工事が必要なのか、被災に備えるにはどのように準備したら良いか等について市の防災危機管理室の方々の指導のもと考え、体験した。
高齢者宅訪問
特別支援学校の生徒との交流の様子
助成金の使途
助成額 10万円
(下記費用を、助成金から充当)
| 内訳 | 使途 | 金額 |
|---|---|---|
| 諸謝金 | いのちの授業講師謝金、福祉学習GT謝金、世界遺産学習GT謝金 | 35000 |
| 消耗品費 | アクリル絵の具 | 15246 |
| 雑費 | 学習記録データ保存用ポータブル、ペットボトル回収ボックス | 50000 |
児童・生徒の変容
「プレゼンコンクール」を行ったことで、知らなかった自身の一面に気づいたり、友人の発表を聞いて自分もあんな風に発表ができるようになりたいと学習意欲が高まったり、発表が増えたり、授業に集中する生徒が増えたりした。人とのコミュニケーションがうまく取れなかった生徒も笑顔で地域の方や生徒と話すことができるようになった。
先生の声
「地域の様々な行事に積極的に参加する生徒が増えた」
「運営に関わったり、自分から進んで「~のようにしてはどうでしょうか。」と提案したりと、積極的に活動に協力する姿が見られるようになった。」
保護者・地域の声
「子どもたちの様子もわかるようになり、楽しく過ごすことができて良かった」
「地域の高齢化が進み、次世代を不安がる声が多かったが、少しずつ保護者や若い世代の参加が増えてきた」
生徒の声
地域行事に参加をして「大変だったけど、楽しかった。」
「こんなに地域の方々、自分たちのために動いてくださっていることを知り、自分たちも何かできることをやりたいと思った。」
学習成果発表の様子
実施なし
教材ダウンロード
資料なし