1. HOME
  2. 事例紹介
  3. カテゴリー
  4. 環境学習
  5. 富山市立楡原中学校

地域と共に住み続けられる町づくりを考える

富山市立楡原中学校

参加人数 24人

助成活動期間2022/5~2023/2

活動のねらい

世代を超えたコミュニケーションを通して、他者と協力し、つながりを重視する姿勢の育成とともに、地域の良さや課題を「自分事」として考えることを通した実践力、想像力を育成する。

活動内容

1学年 「食品ロスをなくそう」をテーマに企業訪問や調査活動を行った。
2学年 「住み続けられる地域づくり」をテーマに校外学習や調査活動を行った。
3学年 SDGsの17のゴールを自分事として捉え、自分にできることを実践した。
他にも、生徒会が主体となって「全校・食品ロス削減チャレンジ」、「楡中SDGsパスポート」、「書き損じハガキの回収」、「歯ブラシ回収プログラム」の実践を行った。
また、各学年とも地域の小学校と合同で学習発表会を行い、小学生、保護者、地域住民にもSDGsの啓発活動を行うなど、地域の担い手としての意識を育んだ。更には、JR楡原駅や地域のプールの清掃を行う「地域清掃活動」や、上行寺で行われた「平和の鐘を鳴らそう」プロジェクトに、生徒が自発的にボランティアとして参加しており、その姿勢は北日本新聞社に掲載されるなど、各方面から高い注目と評価を受けている。

  • 新聞記事(楡原駅の清掃活動の様子)

  • 新聞記事(「平和の鐘を鳴らそう」の活動の様子)

  • 生徒が作成した「楡中SDGsパスポート」

  • UNESCOやSDGsについてまとめたポスター

助成金の使途

助成額 10万円
(下記費用を、助成金から充当)

内訳使途金額
諸謝金 講師謝礼 20,000円
旅費交通費 バス代など 74,580円
雑費 水素エネルギー実験費用など 5,420円

児童・生徒の変容

地域の課題と向き合い、自分事として捉えることを意識し、「地域清掃活動」などのボランティアにも自主的に参加するようになった。また、生徒会が中心となって「地域清掃活動」や「書き損じハガキの回収」などの取り組みを含めた年間を通してのSDGs活動を記録した「楡中SDGsパスポート」を掲示するなど、活動を「見える化」したことにより、多くの生徒が、SDGs活動を身近なものに感じるとともに、活動への意識を高めていった。

先生の声

1年を通して、生徒は多くの企業がSDGsに取り組んでいることや毎年、新たな取り組みを増やして実施していることを知り、驚いていた。学年が上がってからも学校生活の中でSDGsに取り組めることを考え実践していた。

生徒の声

・今回学んだことを生かし、食品ロスや節電等、少しでも自分でできることを積極的に取り組みたいと思います。

・ますのすしを作るときに出るアラも別の商品に加工していて、無駄にしないための工夫を感じました。(企業見学後の感想)

学習成果発表の様子

小中合同での学習発表会の様子①

県内の中学校では唯一のユネスコスクールであり、SDGsを意識した行動の啓発など、楡原中学校の果たす役割は大きい。

小中合同での学習発表会の様子②

学習発表会では小学生、保護者、地域住民にSDGsのゴールを達成するために自分たちができることを伝えた。

教材ダウンロード

資料なし