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郷土の伝統文化を大切にし、
心豊かにたくましく生きる児童の育成

藤岡市立鬼石小学校

参加人数 30人

助成活動期間2018年4月7日~2019年2月20日

活動のねらい

郷土を愛し、地域の発展や祭囃子保存に尽くそうとする児童の育成を目指した。

活動内容

藤岡市重要無形文化財指定「鬼石祭囃子」の歴史や文化的価値を調べてまとめ、発表し理解するとともに、実際に「鬼石夏祭り」に参加し、太鼓演奏をおこなった。

1.「鬼石夏祭りを調べよう」(10~12月)5・6年の総合的な学習の時間(各15時間)
①歴史・伝統・お囃子・山車・服装・人々の思いなどを、地域住民へのインタビューや映像・書籍等の資料で調べ、まとめ、発表した。
・発表したなかの優秀作品は、市の研究発表会で発表した。
・調べ、まとめる過程で、自分なりの課題を設定し、課題解決能力の育成につなげた。
・発表ではわかりやすく、相手に伝えることを意識させ、プレゼン能力の育成を図った。
②祭囃子保存会から講師を招聘し、お囃子と祭りの歴史、地域の人の祭りへの思いなどを講演していただき、なぜ祭りが長く続いているのか、自分がこれからどのように祭りにかかわっていくのかなどを考えるきっかけにした。

2. 「鬼石をアピールしよう」(7~2月) 6年の総合的な学習の時間(5時間)
①地域の人々から祭囃子を教えていただく。
・本校では、6年生は「どの地区の子も鬼石の子」という考えのもと、全員が運動会(9月)と
学習発表会(2月)で祭囃子を演奏することにし、そのために地域の方を講師として招き、指導していただいた。(総合的な学習の時間に講師をしてくださった方は3~5名/7,9,2月の計5回)
・運動会前日の練習と当日は、総勢30名の祭囃子保存会の方がお囃子を演奏してくださり(ボランティアとして無償)子供たちの演奏を盛り上げた。地域の方々からもたくさんの賞賛の声をいただき子供たちの自信につながった。
・学習発表会でも囃子保存会の方の協力により、6年生が迫力のある演奏を披露した。保護者からも感動した、子供たちもよく頑張ったなどの感想をいただいた。

  • 成果作品の展示

  • 祭囃子保存会の方の講演

  • 講師による太鼓指導

  • 市研究発表会

  • 運動会での披露

  • 鬼石祭りの様子

  • 購入した太鼓

助成金の使途

助成額 100,000円
(下記費用を、助成金から充当)

内訳使途金額
謝金 40,000円
太鼓 70,000円

児童・生徒の変容

・思考力、コミュニケーション力の育成につながった。
・児童の市の重要無形文化財に指定されている「鬼石夏祭り」の祭り囃子の継承とともに、郷土に誇りをもつ心を育て、次世代の地域を担う活力のある人材の育成につながった。
「地域の伝統文化をこれからも自分たちで守っていきたい。」「伝統文化をまもるために自分たちにできることを考えていきたい。」

先生の声

「この事業を通して、子供たちに鬼石の祭り文化の理解や継承ができ、感謝されている。子供たちも地域の方から指導されたり、関わって頂いたりすることで太鼓や祭りに対する意識、地域愛が育ってきていると、保護者・地域の関係者が喜んでいる。」

生徒の声

「地域の伝統文化をこれからも自分たちで守っていきたい。」「伝統文化をまもるために自分たちにできることを考えていきたい。」

学習成果発表の様子

学習発表会の様子

学習発表会でも囃子保存会の方の協力により、6年生が迫力のある演奏を披露した。保護者からも感動した、子供たちもよく頑張ったなどの感想をいただいた。

教材ダウンロード

使用したワークシート等の教材