アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラムunesco-axa

「アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラム」オンライン教員研修会を開催しました

2021.10.26



◆「アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラム」とは

「アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラム」は、防災・減災教育に取り組む小・中・高校への助成活動・研修事業です。

今後起こりうる災害に備えるため、東日本大震災の経験や教訓からの学びを防災・減災教育に生かし、日本各地で地域の防災拠点として重要な役割を果たす「学校」における防災・減災教育を支援しています。

◆オンラインにて教員研修会の開催

2021年9月20日(月・祝)・21日(火)の2日間、参加校27校の先生方32名が参加して、オンライン教員研修会を開催しました。

例年は、東日本大震災の被災地を訪問して開催してきた本研修会ですが、新型コロナウイルス感染拡大の状況により被災地訪問が困難となり、講師の先生方、参加校の先生方、気仙沼市教育委員会、被災地の学校・施設をオンライン中継でつないで実施しました。

【研修報告】

~①新たな視点からの防災・減災教育、教育復興の教訓、学校と地域・外部とのネットワークづくりについての講義から学ぶ~

〇本プログラムのコーディネーター/講師の及川幸彦先生からは、「本研修会の趣旨」、「宮城県気仙沼市における東日本大震災からの教育復興」、「新たな視点からの防災・減災教育の基礎と理論」について。また、講師の上田和孝先生には、減災教育におけるN助(NPOやネットワークによる支援)の必要性について講義いただきました。


各講義では講師の先生方(上)と参加された先生方(下)との質疑応答も行われました


~②被災地・気仙沼市の経験と実践から学ぶ防災・減災教育~

◆気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館から学ぶ

〇震災遺構として被災時の姿を残し、津波の威力や災害の大きさを後世に伝える気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(気仙沼向洋高校旧校舎)と中継をつなぎ、伝承館の佐藤館長を講師に迎えて「災害の記憶と教訓を伝える」と題して講義いただきました。伝承館で語り部活動をしている熊谷様と参加者の先生方との質疑応答形式の対話の時間もありました。熊谷様の、次世代に東日本大震災の経験を伝承してという使命感は、参加者の先生方の心に強く響きました。

伝承館の熊谷様(左下)と参加者の先生方の対話の様子

◆東日本大震災の被災地の経験と実践から学ぶ

〇気仙沼市教育委員会の小山教育長からは、「東日本大震災からの復興における気仙沼市教育委員会の役割」についてご講話いただきました。気仙沼市立大谷小学校の榧木先生には、防災学習シートの活用を通した防災・減災教育のカリキュラムの開発手法と実践について。気仙沼市立階上小学校の先生方からは、「小学校における防災・減災教育の実践」について。東日本大震災後に災害科学科が設置された宮城県多賀城高校の小野校長先生からは、カリキュラム編成や震災の教訓を生かした減災教育の実践について、それぞれ講義いただきました。

◆東日本大震災の被災地の中学生の実践発表とディスカッションから学ぶ

〇気仙沼市で防災・減災教育に積極的に取り組んでいる気仙沼市立階上中学校からは、「中学校における防災・減災教育の実践」として、3年生の皆さんによる実践発表がありました。地域の総合防災訓練や、小学校と連携した防災啓発活動、震災遺構での語り部活動など、中学生が主体的に活動し、自分たちの経験や学んだことを、自分たちの言葉でとてもわかりやすく伝えてくれました。実践発表後には、参加者の先生方との対話が行われ、先生方の質問に対して活発な意見交換が行われました。

中学生と参加者の先生方のディスカッションの様子


~③グループワークで今後の展望を共有する~

〇研修会の最後には、参加者の先生方が5つのグループに分かれ、グループワークを行いました。学校での防災・減災教育を改善、推進するために、研修で学んだことを自校での防災・減災教育の実践にどのように取り入れ、改善していくか。そして自分の学校で新たに取り入れたいことをグループで話し合い、最後に全体に向けて発表を行いました。

google jamboardを活用したグループディスカッションの様子


◆参加した先生方の声より

◇地域の学校とのコラボレーションと、他地域の先生方との交流を通した地域の減災学習の追求をしたい。多様な災害リスクへの対応と地域生徒の実態に応じた、学びを追求していきたい。

◇東日本大震災の被災地である気仙沼の小・中学校の取り組みを指導者側だけでなく、子どもたちの生の声を聴くことができた。授業のカリキュラム作成に向けたポイントの整理ができた。

◇災害に関する知識が広がり深まった。自分の学校の防災教育に生かしたいアイデアが格段に増えました。リアルタイムでダイレクトに話を聞くことができて、より減災教育の重要性を確実なものにすることができた。


オンライン教員研修会の詳細は下記よりご覧ください。(pdf)

本プログラムの詳細は、下記よりご覧ください。(pdf)

◇2021年度 参加校活動テーマ一覧

◇本プログラムのWEBサイト

◇過去の参加校の活動実績(活動実践例)



■主  催: 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟

■協  力: アクサ生命保険株式会社

■プログラム・コーディネーター: 及川 幸彦先生(東京大学大学院教育学研究科附属海
                 洋教育センター 主幹研究員)

■研修協力: 認定特定非営利活動法人SEEDS Asia、気仙沼市教育委員会、

       気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館、気仙沼市立階上小学校、
       気仙沼市立大谷小学校、 気仙沼市立階上中学校、宮城県多賀城高等学校

■後  援: 文部科学省

活動を支える・参加するParticipation to support

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