
2022.06.02
【応募期間6/24まで延長】高校生カンボジア オンラインスタ…
日本ユネスコ協会連盟は、SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)の各目標の達成に向けた取り組みを行っています。
当連盟は、2005年の「国連持続可能な開発のための教育(ESD: Education for Sustainable Development)の10年」の開始以来、ESDを推進してきました。ESDは、「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」です。
SDGsが目指す持続可能な社会を実現するには、その社会を創る人づくりが不可欠です。学校教育や学校外教育、先生方を対象としたものや年令に応じたプログラムなど、さまざまなESDのプログラムをを通じて、SDGsの目標達成へ貢献していきます。
「誰一人置き去りにしない」「よりよい地球をつくるために」2030年までに国際社会が一丸となって取り組むべき国際目標です。
貧困や飢餓、教育、ジェンダー、保健、環境、防災、エネルギー、経済格差や若者の失業、気候変動などの世界が掲げる課題に対して、先進国、途上国が共に協力しながら、持続可能な世界を実現するための17の目標と169のターゲットからなります。
それぞれの目標の達成には、各国の政府だけでなく、企業やNGOなどの民間組織や市民社会、そして世界中の人たちが一体となって取り組む必要があります。
私たち日本ユネスコ協会連盟もSDGsの担い手として、「目標4」を重点ゴールに据え、「教育を通じたESDの推進=平和な世界への貢献」を目指して活動しています。
持続可能な開発のための教育(ESD)は、「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」です。一人ひとりが持続可能な社会の構築に必要な考え方を学び、地球規模の課題を自分のこととして捉え、その解決に向けて自分から行動を起こす“ちから”を身に付けることを目指します。
ESDは2002年の第57回国連総会で採択され、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)が主導機関となり、世界中で取り組まれています。
2015年のSDGsの採択をうけ、ESDはSDGsの17全ての目標の達成のカギであると確認されました。
SDGsが達成を目指す2030年に社会の中核を担う、青少年が持続可能な社会の構築に必要な考え方を学び、地球規模の課題を自分のこととして捉え、その解決に向けて‟自分から行動を起こすちから”を身につけることを、さまざまなESDのプログラムを通じて目指しています。
SDGs達成に向けた次世代育成では、現在以下の活動を行っています。
東日本大震災の経験や教訓を全国の学校防災につなげることを目的に、日本各地で今後起こりうるさまざまな自然災害に備えるための、減災・防災教育に取り組む全国の学校を、①助成金、②教員研修、③活動報告の3つの面でサポートします。
▶詳細
ユネスコスクール加盟校を対象に、学校教育においてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて行われている「持続可能な開発のための教育(ESD)」、つまり「持続可能な社会に向けての人づくり」の取り組みに対して活動費用の助成を行っています。
▶助成事例
本プロジェクトは、「ユネスコ世界寺子屋運動」への支援(リーフレット制作と書きそんじハガキの回収)を通して、世界が直面する課題に対し、「調べる」→「考える」→「表現/創る」→「発信する」→「まとめる」→「行動する」というつながりを重視したESD学習活動です。
このプロセスを踏むことで、国際理解、平和教育、人権教育などを推進し、総合的な学習の時間がめざす、自ら学び自ら考える力など全人格的な生きる力の育成を図ります。
また、世界寺子屋運動をより多くの方に理解してもらうための効果的なリーフレットの語句やデザインを考え、より分かりやすく印象的に伝える方法を学び、情報活用能力を育成します。
▶詳細
国際協力の現場や、世界遺産など伝統文化の息づく村において、現地に暮らす人びととの交流を通して、教育や文化の面、および SDGs の観点から現地の人々が抱える課題を積極的に学び、行動に生かす意欲のある高校生に、海外での学びの機会を提供しています。
将来を担う子どもたちが生命や科学への興味を持つきっかけになることを願い、小学校高学年を対象に、「いのちと健康」をテーマにした出前授業を2011年度から実施しています。
UNESCOの理念や活動について学んだ後、理科の時間や、総合的な学習の時間などで実施し、病気の原因や治療法を発見した科学者たちのルール、「観察」「予想(仮説)」「証明」の基本プロセスについて、クイズやデジタルコンテンツを取り入れたワークショップなどを交えながら、楽しく学びます。
環境をとりまくさまざまな問題に対して、幼児期から自然を思う気持ちを育むことができる、自然を題材とした絵本です。マルハナバチのララちゃんの優しい語り口で生物多様性を学ぶことができます。日英表記。英語学習の教材としてもご活用ください。
ボランティア活動への参加を応援するために、ユネスコ協会・クラブから学校を通じてESDパスポートを配布します。子どもたちは、ユネスコ協会をはじめとする市民団体などのボランティア活動に参加し、活動時間に応じてパスポートに認定単位(ボラン)を記録します。
一定ボランに達するとユネスコ協会・クラブが「活動認定証」を発行し、年1回の「ESDパスポート体験発表会」では、ボランティア経験による学びを共有し、発信します。
地域でのボランティア活動を通じて、人との“出会い”や自然や社会との“つながり”を広げ、地域の課題解決のために自ら考え、行動する市民として成長することを目標としています。
協力:株式会社クラウン・クリエイティブ
青少年へのユネスコ活動の普及や持続可能な社会の推進のため、国内外の高校生を対象に、平和で持続可能な社会を担う次世代の育成を目的とした研修会を実施しています。
「伝えたいな、私の生活」をテーマに、日本をはじめとする、アジア24ヶ国・地域の子どもたちから、絵日記を募集します。
集まった絵日記から選ばれた作品は日本や海外の展示会で展示し、子どもたちを始め、お互いの国々の人びとがアジアを知り、より理解を深め、そして文字を学ぶ手助けになることを願っています。
国連が「全ての人々が読み書きできる世界」を目指して1990年に定めた「国際識字年」。
この絵日記事業は、その目的に賛同して始まりました。アジアの識字が向上してきた近年では、アジアの子どもたちの国際理解促進を目標に活動しています。
子どもたちが自然に親しむことで、自然の美しさ・大切さを知ってもらおうとの趣旨で実施しています。
描いていただく絵は、子どもたちが遊びや体験を通じて親しんだ自然、本や絵本の世界で学んだ自然、自分の中に広がるイメージとしての自然、思い出に残る風景や印象的なでき事、空想したことなども含め、自然に関することなら何でも自由です。
また、小学生のみ「わたしが守りたい身近な自然」をテーマとした作品も募集しています。
▶「みどりの絵コンクール」募集ページ(三菱UFJ環境財団ホームページ内)
※本コンクールは、当協会連盟と三菱UFJフィナンシャル・グループおよび三菱UFJ環境財団が、人類共通の“たからもの”を未来へ引き継いでいくための取り組みとして、子どもたちが身近な自然を通じて、環境問題をはじめとする世界規模の問題に関心を寄せ、“Sustainable”な感性を育むことができるように「学び」「気づき」「行動」の機会を提供することを目的とした「守ろう地球のたからもの」プロジェクトの一環で実施しています。
私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。