2024.10.11
第8回高校生カンボジアスタディツアー【参加者ニュースレターv…
日本ユネスコ協会連盟は、SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)の各目標の達成に向けた取り組みを行っています。
当連盟は、2005年の「国連持続可能な開発のための教育(ESD: Education for Sustainable Development)の10年」の開始以来、ESDを推進してきました。ESDは、「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」です。
SDGsが目指す持続可能な社会を実現するには、その社会を創る人づくりが不可欠です。学校教育や学校外教育、先生方を対象としたものや年令に応じたプログラムなど、さまざまなESDのプログラムをを通じて、SDGsの目標達成へ貢献していきます。
「誰一人置き去りにしない」「よりよい地球をつくるために」2030年までに国際社会が一丸となって取り組むべき国際目標です。
貧困や飢餓、教育、ジェンダー、保健、環境、防災、エネルギー、経済格差や若者の失業、気候変動などの世界が掲げる課題に対して、先進国、途上国が共に協力しながら、持続可能な世界を実現するための17の目標と169のターゲットからなります。
それぞれの目標の達成には、各国の政府だけでなく、企業やNGOなどの民間組織や市民社会、そして世界中の人たちが一体となって取り組む必要があります。
私たち日本ユネスコ協会連盟もSDGsの担い手として、「目標4」を重点ゴールに据え、「教育を通じたESDの推進=平和な世界への貢献」を目指して活動しています。
持続可能な開発のための教育(ESD)は、「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」です。一人ひとりが持続可能な社会の構築に必要な考え方を学び、地球規模の課題を自分のこととして捉え、その解決に向けて自分から行動を起こす“ちから”を身に付けることを目指します。
ESDは2002年の第57回国連総会で採択され、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)が主導機関となり、世界中で取り組まれています。
2015年のSDGsの採択をうけ、ESDはSDGsの17全ての目標の達成のカギであると確認されました。
SDGsが達成を目指す2030年に社会の中核を担う、青少年が持続可能な社会の構築に必要な考え方を学び、地球規模の課題を自分のこととして捉え、その解決に向けて‟自分から行動を起こすちから”を身につけることを、さまざまなESDのプログラムを通じて目指しています。
東日本大震災の経験や教訓を全国の学校防災・減災の発展につなげることを目的とし、日本各地で今後起こりうるさまざまな自然災害に備えるために、防災・減災教育に取り組む全国の学校を、①助成金、②教員研修、③活動報告の3つの面でサポートします。
ユネスコスクール加盟校を対象に、学校教育においてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて行われている「持続可能な開発のための教育(ESD)」、つまり「持続可能な社会に向けての人づくり」の取り組みに対して活動費用の助成を行っています。
▶助成事例
本プロジェクトは、「ユネスコ世界寺子屋運動」への支援(リーフレット制作と書きそんじハガキの回収)を通して、世界が直面する課題に対し、「調べる」→「考える」→「表現/創る」→「発信する」→「まとめる」→「行動する」というつながりを重視したESD学習活動です。
このプロセスを踏むことで、国際理解、平和教育、人権教育などを推進し、総合的な学習の時間がめざす、自ら学び自ら考える力など全人格的な生きる力の育成を図ります。
また、世界寺子屋運動をより多くの方に理解してもらうための効果的なリーフレットの語句やデザインを考え、より分かりやすく印象的に伝える方法を学び、情報活用能力を育成します。
▶詳細
国際協力の現場や、世界遺産など伝統文化の息づく村において、現地に暮らす人びととの交流を通して、教育や文化の面、および SDGs の観点から現地の人びとが抱える課題を積極的に学び、行動に生かす意欲のある高校生に、海外での学びの機会を提供しています。
※2020年度以降は、コロナ禍により内容を一部変更してオンラインで実施。
環境をとりまくさまざまな問題に対して、幼児期から自然を思う気持ちを育むことができる、自然を題材とした絵本です。マルハナバチのララちゃんの優しい語り口で生物多様性を学ぶことができます。日英表記。英語学習の教材としてもご活用ください。
子どもたちが日々の生活にかかわる身近な話題との関係から地球環境を学び、人間と自然とのより良い関わりについて考えることができます。5つのテーマのもと、15のワークから構成されていて、教員用指導書、児童用ワークシート、授業で使える写真、DVDがセットになっています。
総合的な学習の時間や、理科や社会科など教科単元にあわせた授業にてお使いいただけます。
地球のたからものである世界遺産の学習を通じて、持続可能な社会づくりについて考えられるよう工夫した教材です。人間社会の歴史や自然とのかかわり方について、豊富な写真と資料を見ながら、これからの社会のあり方をより深く考えることができます。
「伝えたいな、私の生活」をテーマに、日本をはじめとする、アジア24ヵ国・地域の子どもたちから、絵日記を募集します。
集まった絵日記から選ばれた作品は日本や海外の展示会で展示し、子どもたちを始め、お互いの国々の人びとがアジアを知り、より理解を深め、そして文字を学ぶ手助けになることを願っています。
国連が「すべての人々が読み書きできる世界」を目指して1990年に定めた「国際識字年」。
この絵日記事業は、その目的に賛同して始まりました。アジアの識字が向上してきた近年では、ESDも事業趣旨に加え、アジアの子どもたちの国際理解促進を目標に活動しています。
本コンクールは、次代を担う児童に自然に親しみ、自然の美しさ、自然の大切さを学んでもらおうとの趣旨で実施しています。4歳児以上が対象の「みどりの絵」部門、小学生が対象の「わたしが守りたい身近な自然」部門には、毎年あわせて2万点以上の応募作品が寄せられています。
遊びや体験を通じて親しんだ自然、本や絵本の世界で学んだ自然など、子どもたちが絵を描くことで自然に興味を持ち、持続可能な社会の将来の担い手としての感性が育まれることを期待しています。
私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。