去る9月15日（月/祝）～17日（水）、アクサ生命保険株式会社の協力を得て、岩手県一関市と宮城県気仙沼市で、学校の先生方のため減災（防災）教育の研修会を実施しました。

本研修会は、「アクサ　ユネスコ減災教育プログラム（※）」の一環で行ったもので、全国から選出された20校から30名の先生が東北の地に集まり、東日本大震災の経験にもとにした気仙沼市の防災教育について学びました。

参加した先生は、そのほとんどが、本格的な防災教育の研修を受講は初めてとのことでしたが、今後各地で起こりうるあらゆる自然災害に備えて、真剣に研修に取り組みました。

 研修では、防災教育の専門家から実践的な知識を学ぶとともに、気仙沼市の学校の先生から直接震災当時の話をお聞きしたり、同市の先進的な防災教育のカリキュラム作りなどについて学びました。

とりわけ、同市の学校を訪問した際には、実際に小学6年生の防災学習の授業見学や、中学生による防災訓練の活動発表も聞くことができました。

中学校体育館の備蓄倉庫を見学

中学校の校庭に設置されている仮設住宅

3日間の研修を通して、参加者した先生方は、防災教育の重要性について理解を深め、子どもたちの命を守るために、日頃からどのような防災学習・訓練を行ったらよいかと、真剣に考えました。

今後は、研修の成果をそれぞれの学校の防災教育に生かし、子どもたちに伝えていきます。

 ■教員研修会参加校■

＜岩手県＞

県立盛岡南高等学校

＜宮城県＞

気仙沼市立鹿折小学校・気仙沼市立階上小学校

気仙沼市立階上中学校・仙台市立南吉成中学校

＜茨城県＞

神栖市立波崎小学校

＜千葉県＞

県立市川昴高等学校

＜東京都＞

大田区立大森第六中学校・多摩市立東愛宕中学校

＜神奈川県＞

横浜市立横浜総合高等学校

＜富山県＞

高岡市立成美小学校

＜愛知県＞

岡崎市立竜南中学校

＜大阪府＞

＜和歌山県＞

有田市立初島中学校

＜岡山県＞

県立真庭高等学校

＜広島県＞

広島市立戸山中学校

＜愛媛県＞

西条市立石根小学校・西条市立丹原小学校

＜高知県＞

県立高知南高等学校

※「アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラム」は、日本各地で減災（防災）教育に取り組む小・中・高等学校を対象に活動助成を行い、助成校を対象とした教員研修会と活動報告会を行うものです。

■■ アクサ ユネスコ協会減災教育プログラム　教員研修会 ■■

＜主催＞

公益社団法人日本ユネスコ協会連盟

＜協力＞

アクサ生命保険株式会社

気仙沼市教育委員会

宮城教育大学国際理解教育研究センター

京都大学大学院地球環境学堂

特定非営利活動法人SEEDS Asia

＜実施協力＞

気仙沼市立鹿折小学校

気仙沼市立階上中学校

＜プログラムコーディネーター＞

及川 幸彦氏

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■