カンボジアのドンソックに7軒目の寺子屋(CLC)が誕生! イム・セティ教育大臣らが出席
2011年6月22日(水)午前8時、カンボジアのシェムリアップ
州チクライン郡ドンソック村に完成したアンコール寺子屋プロジェクトで7軒目となるCLC(Community Learning
Center)の開所式典が開催されました。雨季にも関わらず、天気にも恵まれ、イム・セティ教育大臣を筆頭に、500人を超える人たちがその門出を祝い
ました。
アンコールCLCの開所式典にカンボジアの教育大臣が出席されたのは、2006年9月に開催されたチョンクニアCLCの開所式典に当時の教育大臣が出席されて以来のことです。プノンペンの教育省やノンフォーマル教育局、シェムリアップ州教育局、国連機関、カンボジアのNGO等か
らも数多くの関係者が出席し、盛大な式典となりました。
スピーチを行うイム・セティ教育大臣
イム・セティ教育大臣のスピーチでは、当協会連盟によるCLCがカンボジア国内
における最良モデルとなっていること、CLCを通した生涯学習の重要性を共通認識としたいこと、当協会連盟が世界遺産活動の一環として実施している塗り絵を通した教育プログラムの重要性、これまで世界の国々の中でもとりわけ日本国がカンボジアの平和構築と発展のために多大な貢献を行ってきたこと、それに加
えて個人や団体等の寄付がカンボジアの発展に大きく寄与したことへの謝意が伝えられました。また3月の大地震と津波で被害を受けた人びとへの哀悼の意を表
すと同時に、日本が必ず立ち直ると信じていると述べられました。
ドンソックでは村人のCLCへの期待も大きく、土地の提供や整備等を含
めて開所式にいたるまで多くの場面で自ら募金を集め、村人のためのCLCであるという意識も高まっています。地域の人たちに選挙で選ばれた15人のCLC
の運営委員は、今後、地域リーダーとして、既に開始した識字教室をはじめ、米銀行や自助グループ、畜産グループの運営に尽力し、村の明日を拓いていきます。
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