世界寺子屋運動terakoyaitem

フリーアナウンサー久保純子広報特使によるカンボジア訪問記【第二回】

2019.06.27

世界寺子屋運動30周年を記念し、 ユネスコ世界寺子屋運動の久保純子広報特使が10年ぶりにカンボジアを訪問。今月の「特使通信」カンボジア訪問記を配信いたします。

 

3月のカンボジア訪問。最初の目的地は、「アンコール寺子屋プロジェクト」をまとめる日本ユネスコ協会連盟カンボジア事務所でした。シェムリアップ州の全12郡に分布している17軒の寺子屋の運営管理を任されています。

 

早朝にもかかわらず、スタッフの皆さん8人が笑顔で出迎えてくれました。お話しをしたのは、事務所所長のノン・ブッタさん。ここで働くに至った経緯から、カンボジア寺子屋の現状まで、たっぷりとお話を伺うことができました。

 

ブッタさんは、もともとマレーシアなどで国連の仕事に従事していたそうですが、日本ユネスコ協会連盟の熱いラブコールにこたえて現職に就いて9年、今の仕事が大好きだと語ります。その理由を尋ねると、「社会は、人々の考え方によって大きく変わるもの。その考え方を形作ることできるのは教育で、その教育をノンフォーマル教育というアプローチで提供できるのが寺子屋。社会を変え得る寺子屋の意義はとても大きい。今の仕事に生きがいを感じます」とおっしゃっていました。

 

カンボジアでは、1998年と比べて、非識字率は46%から18%へと減り、確実に識字率が向上しているそうです。都市部では、近年の経済成長で目覚ましい発展と変化を遂げています。一方で、郊外の村では、1日1ドルで生活している人々の割合が、1998年当時45%だったのが、現在は32%まで減ったものの、依然、貧困が問題で、貧しさゆえに農作業や家族の世話に追われ、多くの学校に通えない人々がいる、とブッタさんが切実な現状を吐露していました。

 

2006年に始まり、14年目を迎えたアンコール寺子屋プロジェクト。
ブッタ所長は、「教育を通して、男女格差がなくなり、衛生環境が改善し、其々が小さな事業を立ち上げられる。カンボジア社会全体が良き方向に底上げされるように」と未来への期待を膨らませていました。

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