第9回高校生カンボジアスタディツアー【ニュースレター Vol.8】
2025年7月27日から8月3日の8日間、公益財団法人かめのり財団との共催で第9回高校生カンボジアスタディツアーを実施しました。参加した日本の高校生たちは、ポル・ポト政権時代の拷問施設や処刑場などへの訪問や、寺子屋での現地の子どもたちとの交流などを通じて、国際平和や教育の大切さを学びました。

ツアーに参加した10名の高校生たちが、帰国後、現地での感動や学びをニュースレターとしてまとめました。関連する国際デーに合わせて順次掲載します。
第8回目は、11月16日「国際寛容デー」に合わせて、Riru K. さんのニュースレターを紹介します。
ニュースレター Vol.8
『僕が学んだことや感じたこと、考えたことを1人でも多くの人に共有出来るような活動を行い、カンボジアの子どもたちの笑顔を守っていきたいと思う。』
千葉県立千葉東高等学校 Riru K. さん
もともと、教育格差や教員不足などさまざまな教育課題に関心をもっていたRiru K. さん。カンボジアで行われている教育やその課題について知りたいと思い、このツアーに参加しました。

『言葉が通じるか不安だった現地の人たちとも、とても優しくさまざまな場面で助けてもらったことで現地の方々のたくさんのぬくもりを感じた。この経験は自分の考えを変化させるきっかけになった。また、言葉が通じないからと壁を感じる必要がないということが分かった。』(本人ニュースレターより)
寺子屋の子どもたちをはじめ、現地の人びととの交流の中で自身の考えが変わったというRiru K. さん。多様な言語・文化が存在する世界の中で、多様性を受け入れるにはどうすれば良いかを考えるきっかけとして、Riru K. さんのニュースレターをぜひご覧ください。
11月16日「国際寛容デー」
11月16日は「国際寛容デー」で、1996年に国連で制定されました。「国際寛容デー」は、1995年に採択された「寛容に関する原則の宣言」に基づいており、この宣言では、寛容は善行でも無関心でいることでもなく、「豊かな多様性に富む世界の文化、表現の手段、人間としてのあり方を尊重し、受け入れ、享受すること」と定義しています。
『日本に帰国後、友達や先生に色々なことを聞かれた。その中でも発展途上国という言葉が比較的多く出ていたように感じた。しかし、実際に行ったことで先進国と発展途上国で分けたり、言語や肌で分けたりして考えてしまうことはとても良くないということを実際に感じることができた。』(本人ニュースレターより)
実際にカンボジアに行き、さまざまな場所や人を見たことにより、先入観や固定概念で考えたり比較することで「違い」を見出したりするのではなく、多角的に考える大切さを知ったRiru K. さんのニュースレターをぜひお読みください。
<参考>「国際寛容デー」(英語)
UNESCOウェブサイト:「https://www.unesco.org/en/days/tolerance」
■過去のニュースレターはこちら
ニュースレターVol.1 Takahiro Y.さん
第9回高校生カンボジアスタディツアー【ニュースレター vol.1】 – 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
ニュースレターVol.2 Rio S.さん
第9回高校生カンボジアスタディツアー【ニュースレター Vol.2】 – 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
ニュースレターVol.3 Momo N. さん
第9回高校生カンボジアスタディツアー【ニュースレター vol.3】 – 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
ニュースレターVol.4 Meimi M. さん
第9回高校生カンボジアスタディツアー【ニュースレター Vol.4】 – 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
ニュースレターVol.5 Yuzuki F. さん
第9回高校生カンボジアスタディツアー【ニュースレター Vol.5】 – 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
ニュースレターVol.6 Seiji O.さん
第9回高校生カンボジアスタディツアー【ニュースレター Vol.6】 – 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
ニュースレターVol.7 Mako M.さん






