プロジェクト未来遺産

2010年度登録

★未来人への贈り物★ 宗谷防人物語 

(みらいびとへのおくりもの そうやさきもりものがたり)

活動概要・エリア

稚内市旧海軍大湊通信隊稚内分遣隊幕別送信所分庁舎跡地(敷地面積約6万4千㎡)は、地元では負の遺産として長く放置されていた。このプロジェクトでは、周辺に桜を植樹し、すでに廃屋状態だった3棟の煉瓦建築物のうち、1棟はボランティア活動で、屋根と窓の修復を終え、人びとに「稚内赤れんが通信所」と愛着をもって呼ばれるまでになった。また稚内は、最北端の国境に位置することから、明治、大正、昭和を通して国境警備のために活躍した人びと(防人)や先住民(宗谷アイヌ)とのものがたり(宗谷防人物語)が残されている。このものがたりの紙芝居やラジオドラマを制作することで、子どもたちに平和の大切さを伝えている。

フォトギャラリー

代表者

会長 富田 伸司

プロジェクト未来遺産に登録されたことで、会員の意識が向上しました。歴史が浅いと思われている北海道ですが、地域の歴史を学ぶにつれて、和人だけではない、先住民族アイヌとのかかわりなども知ることができ、子どもたちに自分たちの住む地域の歴史を伝えていくことが、非常に重要であると再認識しました。

参加者

この地域に非常に重要な建物(旧海軍の送信所)が残っており、その建物から真珠湾攻撃の暗号電文が送られたと知り驚きました。今後も保存・活用に頑張ってください。

活動の主な参加者

歴史や古い建物に興味のある方

団体情報

団体名
稚内市歴史・まち研究会
団体所在地
〒097-0001 北海道稚内市末広5丁目5番6号
連絡先
0162-33-2220
リンク先
稚内市歴史・まち研究会 HP
SNS
Facebook

団体からのメッセージ

当会では毎年、建物を修復しながら、一般公開も行っています。また、当地域の歴史を後世に伝えるための活動も行っています。

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

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