2023年度登録
伝統芸能石見神楽を未来に継承サポートプロジェクト
(でんとうげいのういわみかぐらをみらいにけいしょうさぽーとぷろじぇくと)
どんちっちサポートIWAMI鬼軍団見参
活動概要・エリア
「どんちっちサポートIWAMI」は、島根県西部の石見地域を中心に伝承される石見神楽の後継者育成と、石見神楽を通じた青少年育成を目的に設立された。
「どんちっち」とは子どもの言葉で石見神楽を意味し、浜田市内の11団体に所属する各子供神楽の相互連携を図り、総合的な公開の場として「いわみ子供神楽フェスタ」の開催や、神社清掃、自主製作した「石見神楽カルタ」を用いたカルタ大会を実施している。
自身の所属する団体だけではなく、市内全体を視野に入れた活動に参加することで子どもたちの伝承意欲を高め、実際に子供神楽を経験した青年らが神楽のために地域に残り、本団体の活動を支え、石見神楽の伝承を確実なものにしている。
フォトギャラリー
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代表者の声
どんちっちサポート IWAMI
会長 半場 徳一
島根県浜田市に古より伝わる石見神楽。人々の心を掴み、現在は日本のみならず世界でも喜ばれるこの郷土芸能を私たちは先人より受け継ぎ後世へと伝えております。 神楽も少子化の中で、担い手を育てる事は一番の課題であります。 1998年に、後継者不足を解消しようと諸先輩方のご尽力により「子供神楽大会」を考案され、その後2008年に現在のどんちっちサポートIWAMIを設立しました。神楽活動を通じて、他の団体の子どもたちとも交流を深め地域の神社清掃などボランティアの心も育んでおります。この度「プロジェクト未来遺産」に登録して頂き、より一層石見神楽の伝承、地域の発展の為に会員一同益々活動に励みます。
参加者の声
中学3年生
S.S.さん
神楽を舞っている時が1番楽しい。これからも神楽を続けていきたい。将来は人を笑顔にする神楽人になりたい。
小学6年生
M.M.さん
春まつり・フェスタ・神社清掃で、他団体の人とも友だちになれた。これからも神楽を続けて、石見神楽を多くの人に知ってもらいたい。
小学6年生
H.Y.さん
神社清掃では他社中の人たちと一緒に清掃やカルタで交流し、友だちが増えた。フェスタは、コロナ禍で発表する機会がなく、無観客で開催された時には嬉しかった。これからも沢山の人の前で発表する機会が増えて欲しい。
活動の主な参加者
どんちっちサポートIWAMIに加盟する神楽団体に所属する子どもたち