世界寺子屋運動terakoyaitem

【活動報告】カンボジアに23軒目の寺子屋が完成!

2025.06.24
世界遺産アンコール遺跡群のあるシェムリアップ市街地から北へ約45キロに位置するアンコールトム郡チュブタトラウ・コミューンに、新しい寺子屋を建設しました。
カンボジアで23軒目となるチュブタトラウ寺子屋
チュブタトラウ・コミューンには、2024年8月時点で4371人・1088世帯が暮らしています。貧困率(収入が1日あたり1ドル以下)は28%にのぼり、シェムリアップ州の中で最も貧困率が高い地域です。その背景として、長く続いた内戦の最前線となり、インフラに壊滅的な被害を受けたことがあげられます。
この地域では、人口の約38%を17歳未満の子どもが占めています。しかし、6〜14歳の子どものうち29%(356人)は学校に通っていません。加えて、成人人口の約15%(334人)は読み書きができません。さらに、労働力層とされる18〜35歳の若者のうち、職業技術訓練を受けた経験のある人がいないこともわかりました。
生徒たちが学ぶ教室
新たに建設されたチュブタトラウ寺子屋は、復学支援・識字教室を通して教育を受ける機会のなかった地域住民の学びの場となります。さらに職業訓練や小口融資事業を通じ、地域全体の経済力の向上を目指します。
学習用品や教科書、絵本が寄贈されました
▶︎ 世界寺子屋運動の詳細について:

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