プロジェクト未来遺産

2025年度登録

村の伝統を未来へつなぐ 大鹿歌舞伎の保存と継承

(おおしかかぶきほぞんかい)

活動概要・エリア

大鹿歌舞伎(国重要無形民俗文化財)は、江戸時代に旅回りの一座によって大鹿村に伝えられた。素人による歌舞伎上演が禁じられる中、神社への奉納芝居として村の人たちの娯楽として伝承されてきた。大鹿村のみに伝えられた演目や演出が見られ、芸能史の観点からも重要な地芝居である。大鹿歌舞伎保存会では、春と秋の定期公演の上演のほか、村内の小中学校において歌舞伎の伝承を進め、特に、中学校では50年前に歌舞伎クラブを立ち上げ、子どもたちへの継承に取り組み、卒業生から多くの伝承者を輩出している。役者、太夫、舞台、着付等の技術や大道具や衣裳、かつら等を自前で保有し、村をあげて継承する体制が整えられている。

フォトギャラリー

代表者

大鹿歌舞伎保存会
大鹿歌舞伎保存会長 熊谷 英俊

大鹿歌舞伎保存会の活動が「プロジェクト未来遺産」に登録していただいたことは、誇りであり大きな励みになります。先人が守り続けてきた大鹿歌舞伎を、未来へとつなぐ使命を胸に、今後も地域の皆さんと共に保存と継承に努めます。若い世代が参加し、伝統の息吹を感じながら新たな表現を育むことで、村の文化が持続的に輝き続けるよう尽力してまいります。

参加者

中学3年生
S.A.さん

所作が多く、台詞もとても多い役を演じた際、家で練習をしていましたが、不安な点も多かったです。質問すると、すぐに見本を見せながら教えてくださりました。本番では練習してきたことや、教えていただいたことを思い出し、ハプニングがあっても平常心で演じ切ることができました。

中学3年生
H.Nさん

セリフや動きで、その人物を表現するのがすごく難しかったけれど、本番が終わった時の達成感はすばらしいものでした。

中学2年生
H.K.さん

今年は太夫をやらせていただきました。一度は太夫をやってみたいと思ったので、中学生歌舞伎50周年という大舞台で出来てとてもうれしかったです。声の張り方、言葉のなまりなど、想像以上に難しかったです。

活動の主な参加者

地域の小中学生、地域住民 等

団体情報

団体名
大鹿歌舞伎保存会
団体所在地
〒399-3502 長野県下伊那郡大鹿村大河原391番地2 大鹿村教育委員会内
連絡先
0265-39-2100
リンク先
長野県大鹿村公式サイト

団体からのメッセージ

大鹿歌舞伎は長野県大鹿村で伝承される地芝居で、18世紀半ばまでにはこの地で歌舞伎が行われるようになったことが確認されており、村内各集落の神社の舞台で演じられ、今日まで伝承されてきました。現在は、村内の大磧神社舞台と市場神社舞台の2か所で春・秋1回ずつ公開しています。 ぜひ、大鹿村へお越しいただき、大鹿歌舞伎をご覧ください!

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

mail magazine