東日本大震災子ども支援募金「ユネスコ協会就学支援奨学金」scholarship

2017年度第1四半期分の奨学金を給付しました。

2017.05.30

この度、ユネスコ協会就学支援奨学金では、2017年度の奨学生の進級・進学状況の確認を行い、第1四半期分の奨学金の給付を行いました。

奨学金は、子どもたちのご家庭の口座に直接送金し、各ご家庭で子どもたちの教育のために役立てられています。

●○●○●○●奨学生から、お手紙が届きました○●○●○●○

募金してくださる方一人ひとりにお礼を言いたいです。それくらい本当に助かっています。学業に関しても無事に進級することができ、新学期の始まりを楽しみにしています。
【宮城県 亘理町出身 高校2年生男の子より】

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私は小学4年生で震災にあって6年が経ち、無事進級し、高校2年生になりました。
2年生とは、高校3年間の中で一番大事な学年であり、一番楽しむ時期である学年だと思います。
私は卒業したら短大に進学して、保育科に入り、保育士になるのが夢なので、勉強を頑張ってし成績をよくすることを目標に、1年間頑張りたいと思っています。
来年からは、受験の時期で友達と遊ぶ機会も減るので、今年のうちに友達ともっと仲を深め、たくさん思い出を残していきたいです。
いろんな方々が私たちに募金してくださったおかげで高校2年のここまで来れたので、それを忘れず、これからも夢に向かって頑張っていきたいです。
【福島県 大熊町出身 高校2年生女の子より】

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高校生活をとても楽しんでいた1年生2学期もお正月を迎える頃に、クラスの友達とギクシャクすることが多くなり、陸上部でも一緒の友達だったので、・・・とても苦しくつらい時期がありました。
『学校に行きたくない』という私に、最初は『疲れているなら休みなさい』と言っていた両親も、続けて休むことに焦っている様子でしたが、私自身、どうしていいか分からず頭痛と微熱が続く日々とひたすら闘っていました。
そんな時、腹をくくったように『生きていてくれたら いい』と言った母の言葉と抱きしめられたことにどれだけ救われたことか・・・。
どんな状況でも味方をしてくれる人がいるんだと・・・。
そして、皆さんに見守られながら、私は進級することができました。また元気に陸上も頑張っています。
どんなにつらくても、頑張って辞めなくてよかったと思っています。
【福島県 富岡町出身 高校2年生女の子より】

●○●○●○●進級・進学を果たした奨学生から、写真が届きました○●○●○●○

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○●○●○●奨学生の保護者から、お手紙が届きました●○●○●○
この度は、就学支援奨学金をいただき本当に本当にありがとうございます。
私たちの家は、東日本大震災にて自宅の柱をなどは残ったものの、家財、車、すべてを流失し、多額のローンで再建し、現在も少しずつローンをお支払いしている状態です。家族が皆、無事だったので協力して頑張ってきました。
息子が高校に合格することができて、嬉しい気持ちでいたのですが、制服やスポーツ用品、教科書等、全て含めると、入学時に20万円くらいかかると知り、貯金もわずかしかない私たち夫婦は青くなっていました。
その時、奨学金のお知らせを見て、とても驚き、夫と「感謝だね、感謝だね、どうにかなるね、必ず子どもが大きくなってお金もかからなくなったら、私たちも恩返ししようね」と話しました。夫も「必ず恩返ししようね」と話しました。
高校になると、ますますお金がかかるので、働いても働いても十分ではなく、ご支援者の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。
【宮城県気仙沼市出身 高校1年生男の子の保護者の方より】

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