世界寺子屋運動terakoyaitem

『天空の杜』プロジェクト 安全な水を継続的に届けるために

2014.12.25
株式会社富山環境整備と日本郵船株式会社のご協力による、カンボジアに安全・安心な水を届ける「天空の杜」プロジェクト。現在、カンボジア・シェムリアップ州にある3つの郡立病院と、日本ユネスコ協会連盟が教育支援を行う15村の寺子屋への「浄水機」設置が進んでいます。
専門家による水質調査(詳しくは7月22日の記事をご参照ください)を経て、必要な機能を備えた浄水機のモデルが決まり、機材が11月下旬に当連盟カンボジア事務所に届けられました。
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搬入の様子                                   カンボジア事務所に一時保管
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機材
既に適切な電力が確保されている3つの郡立病院と5軒の寺子屋では、今月から順次、取り付け作業が始まっています。電力が十分でないとされた残りの寺子屋には、今後ソーラーパネルの新規購入・取り付け作業が必要となり、その後浄水機が設置されます。
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浄水機取り付け作業の様子:ポック郡立病院にて
数年前海外のNGO支援により取り付けられた浄水機があるが、壊れて使用できなくなっていた。
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浄水機取り付け作業の様子:クロライン郡立病院にて
貧困層向けの医療費助成があり、ベッド80床の使用率はほぼ100%。現在は井戸水を煮沸して使用している。
全ての浄水機の取り付け工事、ならびに工事終了後の最終的な水質チェックを経て、2015年3月頃の本格稼働を目指しています。並行して、各病院や寺子屋のスタッフは浄水機のメンテナンス研修を受けます。そうすることで、将来にわたって、現地に安全な水を届けることができるのです。
カンボジアの貧しい村の住民や、病気と闘うたくさんの人たちが、「天空の杜」プロジェクトの進行を心待ちにしています。

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