世界寺子屋運動terakoyaitem

「天空の杜」プロジェクト進行中!

2014.07.18
株式会社富山環境整備との協働事業、カンボジアに安全・安心な水を届ける「天空の杜」プロジェクトは今年度、第2段階に入りました。
本プロジェクトではカンボジアにある(2015年度に新しくできるところも含めて)全ての寺子屋と、シェムリアップ州内の4つの公立病院を対象に、3段階で水の支援を行います。
  第1段階(2013年度より継続)  ペットボトル水「天空の杜」を届ける。
  第2段階(2014年度)   対象となる寺子屋と病院に、ろ過浄水装置を設置し、自分たちでメンテナンスができるように技術指導を受ける。
  第3段階(2015年度)   安全な水に関する教材を作り、寺子屋と病院で活用する。
対象となる寺子屋や病院のほとんどは現在、井戸の水や、古くなってメンテナンスのきかない浄水器を通した水を使っています。
使う前に必ず沸かすなどしなければ、飲み水として安全とは言い難い状況ですが、その都度沸かす手間が大変なため、多くの人たちがそのまま飲料水として使用し、下痢などの症状に見舞われてしまうことも多いようです。
7月に入り、ろ過浄水装置を設置するのにあたり専門家による調査が行われました。
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プレイクロッチ寺子屋(左)、チョンクニア寺子屋(右)にて。
専門家による水質調査に、各寺子屋運営委員が立ち会いました。
調査では、水源の状況や細かい水質の分析により、ブースター(昇圧器)や除去すべき成分などについて確認した上で、装置が設置されます。7月第3週目には、全ての分析結果が出る予定です。
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この調査に立ち会った寺子屋運営委員は、今後ろ過浄水装置のメンテナンスに関する技術指導を受けます。
本プロジェクトでは、村の人びとが一時的な支援として受け取るのではなく、将来にわたって自分たちの手で責任を持って維持・管理していく仕組みづくりも進められています。

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