世界寺子屋運動terakoyaitem

カンボジア・新規寺子屋建設中

2015.11.17

 カンボジアでは乾季に入り、新しい寺子屋の建設工事が始まりました。

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 今年は2軒の寺子屋が建設中で、1軒はポック郡トレイノル・コミューン コックドン村、もう1軒はアンコールチュム郡スレクバーブ・コミューン ロンダス村です。

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 いずれの村も、世界遺産アンコール遺跡群のあるシェムリアップ中心部から遠く離れた農村地域です。コックドン村には車で約1時間、ロンダス村には2時間近くかかります。人びとは昔ながらの暮らしを送りつつも、貧困にあえぐ現状を変えたいと願っています。

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寺子屋の説明会に大勢の村人が集まった(コックドン村)

 コックドン村にもロンダス村にも、小学校がありません。通常、村の子どもたちは近隣の村の学校に通いますが、6歳~14歳で不就学の子どもは全体の3割にのぼります。(コックドン村は358人中120人、ロンダス村では113人中38人が、2015年現在、学校に通っていません。)
 15歳以上の住民の非識字率はコックドン村で19.9%、ロンダス村で22.3%と、識字教育のニーズも高い地域です。

 「読み書き計算ができるようになって、安心して買い物をしたい」「収入を得て、子どもを学校に通わせたい」村の人びと思いを1日も早く実現できるよう、2軒の寺子屋の完成が待たれます。

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住民立会いのもと工事が進む(ロンダス村)

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