11月4日（金）、NHKが主催する世界の教育コンテンツの国際コンクール「NHK日本賞」の授賞式がオンラインにて行われました。

　　　

日本ユネスコ協会連盟は、主に途上国で予算不足のため作品化されていない優れた企画が対象の「企画部門」にて、優秀賞「日本ユネスコ協会連盟賞」を授与しています。同賞は、その国の教育に役立ち、かつESD（持続可能な開発のための教育）に貢献する優れたテレビ番組の企画に贈られます。

　　　

2022年度は、バングラデシュの「Adamant Studios（アダマント・ストゥディオズ）」が制作した企画「The Story of the Dew（しずくの物語）」が選ばれました。

受賞企画イメージ画像（NHK日本賞事務局提供）

　

【企画内容】 （NHK日本賞資料より）

バングラデシュにおけるトランスジェンダーの人たちの活躍を描くドキュメンタリー。主人公は、バングラデシュで初となるトランスジェンダーのニュースキャスターと地方議会議員の二人。性的マイノリティとして、社会に根付く偏見や差別による苦労を経験してきた彼女たちは、トランスジェンダーの権利のために闘うことを決意する。物語は、自分自身のアイデンティティーを確立することに専念すれば、人は何でも成し遂げることができる、という希望を描く。

　　　　

受賞団体には、記念のトロフィーや盾が贈られます。また、NHKと当連盟から贈られる賞金は、今後の番組制作費にあてられます。番組が無事完成し、広く活用されることで、社会に前向きな変化をもたらすことが期待されます。

　　　

第49回NHK日本賞　ウェブサイト