東日本大震災子ども支援募金「ユネスコ協会就学支援奨学金」scholarship

南三陸町から感謝状をいただきました

2020.11.09

11月4日、東日本大震災で大きな被災を受けた宮城県の南三陸町から、佐藤仁町長がお越しくださり、当協会連盟のこれまでの支援に対し感謝状をいただきました。


南三陸町よりいただいた感謝状
南三陸町よりいただいた感謝状

当協会連盟は、「東日本大震災 子ども支援募金」の一環として、皆さまからお寄せいただいた募金をもとに、2011年度に町内4つの学校に学校用品を支援しました。また、被災で経済状況が悪化したご家庭の子どもたちを対象にした「ユネスコ協会就学支援奨学金」では、南三陸町の小中学生641名に奨学金を届けました。さらに、震災で保護者を亡くされた児童・生徒を対象にした「MUFG・ユネスコ協会 東日本大震災復興育英基金」では、南三陸町の小中高校生46名に奨学金の支援を実施し、現在中学校1年生の生徒さんが高校を卒業する2025年まで給付を続けています。


佐藤町長は当時を振り返られ、「震災で町はほぼ壊滅状態、役場をはじめ公共施設も被災しました。日本ユネスコ協会連盟からは学校への支援や就学資金の支援をしていただきました。支えてもらえている、子どもたちにとってこんなにうれしいことはない。ユネスコ協会連盟の力は大きかったです。日本中、世界中から物心両面の支援があったことは大変ありがたく、子どもたちの未来のためにと支援してくださる日本の方々の想いはすごい。」と述べられました。


南三陸町の杉材を使ってつくられた記念品もいただきました。写真左から佐藤仁南三陸町長、鈴木佑司日本ユネスコ協会連盟理事長
南三陸町の杉材を使ってつくられた記念品もいただきました。写真左から佐藤仁南三陸町長、鈴木佑司日本ユネスコ協会連盟理事長

現在、町に震災の教訓を後世に伝える震災伝承施設を建設中であり、自然災害が増えている今、伝えることで震災を経験した南三陸町が恩返しできることもあると思うとおっしゃっていました。
震災からまもなく10年。南三陸町では住宅や公共施設、各種インフラの整備が進み、復興計画を完遂できる見通しとのことです。


当協会連盟では、東北の被災地域の子どもたちの学びを支援する活動を継続しています。引き続き、皆さまからのご協力をよろしくお願いいたします。

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

mail magazine