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未来遺産運動ニュース2026年3月号

2026.03.02

日本ユネスコ協会連盟は、日本の豊かな自然や文化を100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。全国に92ある「プロジェクト未来遺産」では、地域の自然や有形・無形の文化を守る多様な活動が展開されています。

各地域の「プロジェクト未来遺産」のイベント情報・活動報告は以下をご覧ください。


イベント情報

1. 自然ウォッチング 参加者募集(愛知県)

2.定期公演「傾城阿波の鳴門~順礼歌の段~」と記念講演会のご案内(徳島県)

3. 3月の「和白干潟クリーン作戦と自然観察」参加者募集(福岡県)

活動報告

イベント情報


※各団体から提供された情報を掲載しています。内容は掲載日時点のため、最新情報は各団体のウェブサイト等をご確認ください。参加申し込みや行事に関するお問い合わせは、各団体へご連絡ください。

1.自然ウォッチング 参加者募集(愛知県)

(開催日)2026年4月5日(日) 

(場所)愛知県瀬戸市(あいち海上の森)

NPO法人 海上の森の会からのご案内

毎年4月~7月、9月~12月・3月の第1日曜日の9時30分~14時まで、自然ウォッチングを開催しています。都市近郊にありながら、自然豊かな万博記念の森として残された海上の森で、植物・野鳥・昆虫など観察しながら知識を深めませんか?

申込方法:事前申込不要

集合時間・場所:当日9:20までに【海上の森入口駐車スペース】に集合 ※少雨開催

対象:小学生以上 ※小学生は保護者要同伴 (参加費:100円/人)

2. 定期公演「傾城阿波の鳴門~順礼歌の段~」と記念講演会のご案内(徳島県)

(開催日)2026年3月15日(日)

 ①定期公演「傾城阿波の鳴門~順礼歌の段~」:11:00-11:30、14:00-14:30

 ②記念講演会「シンガポールと私 滞在で見えた日々の発見と未来のつながり」:15:30-17:00

(場所)徳島県立阿波十郎兵衛屋敷(徳島県徳島市)

阿波人形浄瑠璃平成座からのご案内

シンガポールの団体から依頼を受けて、2026年9月に現地で公演を行うこととなりました。2009年のブラジルに続いて2回目の海外公演となります。事前準備として、シンガポールについて勉強したいと思っていたところ、徳島ユネスコ協会の協力により、石坂広樹教授(鳴門教育大学大学院)による記念講演会「シンガポールと私 滞在で見えた日々の発見と未来のつながり」(主催:徳島ユネスコ協会)を開催することとなりました。

また、同日は、徳島県立阿波十郎兵衛屋敷の定期公演として、阿波人形浄瑠璃平成座が上演しますので、ぜひあわせてご覧ください。

日本のユネスコ加盟75周年、徳島ユネスコ協会50周年という記念すべき年に、「世界に伝えたい!!阿波人形浄瑠璃の魅力未来遺産プロジェクト」(2013年登録)は、このプロジェクト名のように、人形浄瑠璃を通してシンガポールの方々と温かい交流をしてまいりたいと思います。

申込方法:事前申込不要

参加費:無料(②の記念講演会にご参加くださった方の入館料は、徳島ユネスコ協会が負担します)

集合場所: 徳島県立阿波十郎兵衛屋敷

②の記念交流会について詳しくは以下のチラシをご覧ください。

(開催日)2026年3月28日(土)15:00~17:00 

(場所)福岡県福岡市東区

和白干潟を守る会からのご案内

和白干潟を守る会では、毎月第4土曜日に和白干潟クリーン作戦と自然観察を行っています。学生、社会人など幅広い年代の方々の参加お待ちしています。クリーン作戦では、海の広場前から唐原川河口にかけて掃除します。終了後、野鳥観察(望遠鏡を用意しています)、報告、交流、記念写真撮影を行います。ミヤコドリ、ツクシガモ、クロツラヘラサギ等が皆さんの参加お待ちしています。

申込方法:当日直接現地にお越しください

参加費:無料

集合場所:和白干潟海の広場

※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。

詳しくは以下のホームページをご覧ください。

活動報告


1. 「高田瞽女ふたたび」(高田瞽女の門付け再現と瞽女唄演奏会)の開催報告(高田瞽女の文化を保存・発信する会/新潟県)

(プロジェクト名)盲目の女旅芸人「瞽女」の歴史文化の発信と雁木町家の保全

NPO法人 高田瞽女の文化を保存・発信する会からの報告

(開催日)2026年2月14日(土)

(開催場所)新潟県上越市 町家交流館高田小町~「瞽女ミュージアム髙田」

高田瞽女がその到来を告げて唄った門付けを再現する恒例のイベントが、2月14日に日本一の長さを誇る雁木通りで開催され、多くの見物客やカメラマンでにぎわいました。瞽女唄継承者の月岡祐紀子さんが先頭で三味線を弾いて唄い、女性3人が続きます。

門付け再現のあとは、瞽女宿で村中の人たちが集まって唄を聞いた事にちなんで、高田小町大ホールで「瞽女宿ライブ」が行われました。

かつて高田瞽女は、江戸時代から昭和30年代まで年間300日以上、上越から信州の村々を巡業していました。段物といわれる長編の物語や、口説きや民謡等あらゆる唄を覚え、農山村で一流の芸を披露して村人たちを楽しませました。

瞽女が門付けで集めたお米は「瞽女の百人米」といって特別の力が宿ると信じられ、縁起物として買い戻されることもあったそうです。

芸の披露以外にも、各地の情報提供や人生相談に乗るなど、娯楽の少なかった時代に、村々では定期的な瞽女の来訪を心待ちにしていたのです。そしてそのことが盲目の瞽女たちの生きる誇りでもあったのです。

当日の様子は当会ホームページに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

(プロジェクト名)愛知万博の理念と成果の継承 ~海上の森・保全活用プロジェクト~

NPO法人 海上の森の会からの報告

(開催日)2026年2月12日(木)※毎週木曜日9:30~14:00頃

(開催場所)愛知県瀬戸市(あいち海上の森)

愛知県瀬戸市にある海上の森は、2005年に開催された「愛・地球博(愛知万博)」の原点の地として知られています。当初は万博のメイン会場として計画されていましたが、貴重な生態系保護の観点から計画が大幅に変更され、現在は「自然の叡智」という万博の理念を象徴する保全区域となっています。

海上の森の会では、海上の森の自然の移り変わりを知り、記録を残すために、20年の長きにわたり生物季節調査を継続しています。具体的には、毎週木曜日に海上の森の中で設定したコース(従来コース・湿地コース)を歩き、草花の開花、樹木の花の開花、鳴き声や姿の目撃から、どんな野鳥がいたのか、どんな昆虫がいたのか等を記録し共有していく活動です。悪天候や猛暑により中止することもありますが、年間40回~50回近く海上の森を歩き続けています。

今後もこの生物季節調査を継続し、次世代に引き継ぐためにも、海上の森を訪れる人たちへその魅力を伝え、海上の森の現状を発信し続けていこうと思っています。

(プロジェクト名)博多湾・和白干潟の自然保護活動

和白干潟を守る会からの報告

(開催日)2026年1月16日

(開催場所)福岡市東区博多湾部、福岡市西区今津

環境省生物多様性センターでは、全国約140ヶ所の調査サイトにおいて、シギ・チドリ類、絶滅危惧種のズグロカモメ・クロツラヘラサギ・ヘラサギ・ツクシガモの個体数調査及び調査地周辺の環境状況の調査を行っています。

和白干潟を守る会では、1996年から(2008年以降は「環境省モニタリングサイト1000」に名称変更)毎年、春期・秋期・冬期に行われるシギ・チドリ調査に参加しています。

また、1991年以降は、日本野鳥の会福岡支部が毎年1月に実施する和白海域水鳥調査にも和白干潟を守る会として参加しています。

今回の調査では、10名が参加し、今津地区ではダイゼン等4種15羽、博多湾東部ではミヤコドリ等4種67羽がカウントされました。

詳しくは当会ホームページに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。


未来遺産運動では、多くの方々に身近な地域や全国の「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を超えた新たなつながりを生み出し、全国に応援の輪が広がることを目指しています。

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

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