未来遺産運動ニュース2025年12月号
日本ユネスコ協会連盟は、日本の豊かな自然や文化を100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。全国に87ある「プロジェクト未来遺産」では、地域の自然や有形・無形の文化を守る多様な活動が展開されています。
各地域の「プロジェクト未来遺産」のイベント情報・活動報告は以下をご覧ください。
イベント情報
1.「姉妹都市」中城村の子ども達による琉球舞踊と組踊の上演(千葉県)
活動報告
1.アオサのお掃除大作戦2025(1回目)参加報告(福岡県/和白干潟を守る会)
2.「第22回 三石灯りの街」の実施報告(岡山県/Mプロジェクト協議会)
発行物のご案内
「見沼・旬彩(秋号)」(未来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会)
イベント情報
※内容は掲載日時点のため、最新情報は各団体のウェブサイト等をご確認ください。また、掲載内容に関するお問い合わせは、各団体へご連絡ください。
1. 「姉妹都市」中城村の子ども達による琉球舞踊と組踊の上演 創作組踊「糸蒲の縁」

(開催日)2025年12月7日(日)開場13:30 開演14:00
(場所)千葉県旭市 千葉県東総文化会館 大ホール
■中城村南上原組踊保存会からのご案内
次世代を担う子どもたち(小学生~大学生)が沖縄の伝統芸能・琉球舞踊と組踊を三線などの琉球楽器による生演奏をバックに上演します。創作組踊「糸蒲の縁」は今から300 年前の糸蒲村(現南上原)を舞台に、身分の違いにより禁じられていた男女の愛が田芋の発見によって実を結ぶというストーリーです。当日は初心者にもわかりやすく組踊を鑑賞していただけるよう解説や字幕表示もございますのでぜひご観覧ください。
参加費:無料 ※事前申込不要
2. 沼須人形芝居 開催案内 ~ 目が開く。心が拓く。開かれた金剛院へ ~

(開催日)2025年12月7日(日)14時~
(場所)群馬県沼田市 天台宗金剛院
■沼須人形芝居保存会 あけぼの座からのご案内
群馬県沼田市の金剛院(北関東不動尊霊場 第二番札所)で、沼田市指定民俗文化財の「沼須人形芝居」の特別公演を開催します。
演目は「壺坂霊験記」。全国でも珍しい一人遣いの指人形が、夫婦愛と奇跡を表現します。この道50年の九代目座長・金井竹徳(79歳)が沢市を熱演。
盲目の沢市の目、そしてかたく閉ざされた心の奥深くが、「開かれたお寺」金剛院で開く瞬間を、ぜひご覧ください。
※事前申込不要
場所:天台宗金剛院 〒378-0017 群馬県沼田市坊新田町1108
参加費:ご志納(目安 10~500円程度)
問い合わせ先:電話番号 0278-24-2745 /メール akebonoza1854@gmail.com
■チラシ
3. 「和白干潟クリーン作戦と自然観察」参加者募集

(開催日)2025年12月20日(土) 15:00~17:00
(場所)福岡県福岡市東区
■和白干潟を守る会からのご案内
和白干潟を守る会では毎月「和白干潟クリーン作戦と自然観察」を実施しています。
干潟には、人が海や川に捨てたゴミなどが流れ着きます。唐原川河口近くの通称「海の広場」周辺のゴミを拾い、きれいになった浜辺で自然観察を楽しみます。
2025年最後のクリーン作戦、学生や社会人など幅広い年代の参加を歓迎します。
集合場所:和白干潟海の広場(福岡市東区和白4丁目)
参加料:無料
申込方法:当日現地にお集まりください
※駐車場なし。公共交通機関をご利用ください。西鉄電車 唐の原駅下車 徒歩5分
4. 自然ウォッチング 参加者募集(愛知県)

(開催日)2025年12月7日(日)9:30~14:00
(場所)愛知県瀬戸市(あいち海上の森)
■海上の森の会からのご案内
毎年4月~7月、9月~12月、3月の第1日曜日9:30~14:00まで、自然ウォッチングを開催しています。 都市近郊にありながら、自然豊かな万博記念の森として残された海上の森で、植物・野鳥・昆虫などを観察しながら知識を深めませんか?
集合場所・時間:当日9:20までに海上の森入口駐車スペースに集合。少雨決行。 ※事前申込不要
対象:小学生以上 ※小学生は保護者要同伴
参加費:100円/人
詳細は以下の団体ウェブサイトからご確認ください。
活動報告
1. アオサのお掃除大作戦2025(1回目)参加報告

(プロジェクト名)博多湾・和白干潟の自然保護活動
■ 和白干潟を守る会からの報告
猛暑も和らぎ秋の気配を感じる中、11月3日の13:00~15:00、参加者63名(一般56名、スタッフ7名)で活動を実施しました。今年は、アオサの発生量が少なく、沖合にはほぼアオサがなく、浜辺に打ち寄せているアオサを中心に回収しました。回収量は、合計100袋になりました。
海の広場で開会挨拶の後、アオサが少ないので本日の作業は観察会中心になること、その後浜辺のアオサを回収すること、港湾空港局からの注意事項を伝えました。
1時間ほど干潟の生き物観察をした後、浜辺に戻り、浜辺のアオサを回収しました。一般参加の方たちも子どもたちも、アオサを集め元気にそりを引いていました。
参加者からは、「色んな生きものが見られて良かった」、「アオサ回収が楽しかった」、「子供たちと生きものを見られて良かった」などの感想がありました。
当日の詳しい様子は当会ホームページに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
2.「第22回 三石灯りの街」の実施報告(岡山県/Mプロジェクト協議会)

(プロジェクト名)三石灯りの街~子どもたちと伝える耐火煉瓦で栄えたまちの記憶~
■ Mプロジェクト協議会からの報告
岡山県備前市三石地区は、日本の近代化を支えた耐火煉瓦産業で栄えたまちです。その歴史や景観を受け継いでいくため、約4500個のロウソクによる灯明を用いて三石地区を幻想的に彩る「三石灯りの街」を、10月25日に開催しました。
22年目となる今回のテーマは、「みついしの花」です。メインの地上絵は、花をデザインしました。三石地区に特に決まった花はありませんが、地域のみんなが思う花を「みついしの花」として表現しました。メイン会場の三石中学校グラウンドのほかに、三石八幡宮や四列穴門でも地上絵を表現しています。
この灯りの街を楽しみにしている常連の人も多く、特に三石出身で今は地区外に転出している人も、この日は家族連れで三石へ戻って来てくれている人もいます。地域が一丸となって取り組む地区最大のこのプロジェクトを、これからも未来に向けて育んでいきます。
発行物
「見沼・旬彩(秋号)」(未来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会)
2014年にプロジェクト未来遺産に登録された「首都圏の大規模緑地・見沼たんぼを100年後の子ども達に残す」の取り組みの一環で、 未来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会が発行している広報誌です。見沼たんぼ地域で活動する関係団体の最新の取り組みなどを紹介していますので、ぜひご覧ください。
未来遺産運動では、多くの方々に身近な地域や全国各地の「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を超えた新たなつながりを生み出し、全国に応援の輪が広がることを目指しています。







