未来遺産運動futureheritageitem

未来遺産運動ニュース(9月号)~日本の豊かな自然や文化を100年後の子どもたちに

2022.09.01

日本ユネスコ協会連盟では、日本国内の豊かな自然や文化を、地域の“たからもの”として100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。自然・文化の継承に取り組む全国73の「プロジェクト未来遺産」により、日本各地でさまざまな活動が展開されています。

未来遺産運動ニュースでは、未来遺産運動や全国に73ある「プロジェクト未来遺産」に関する行事・イベント情報などを定期配信しています。身近な地域や全国の“たからもの”を見つけて、皆さまも活動に参加してみませんか。


【行事・イベント情報】


【参加者募集】NPO法人海上の森の会 自然ウォッチング(9/4開催)

(開催日)2022年9月4日(日) 9:30~14:00
     2022年10月2日(日)9:30〜14:00

     ※ 4月~12月の毎月第1日曜日 

(エリア)愛知県瀬戸市(海上の森)

(主催者)NPO法人海上の森の会

(主催団体より)

毎年4月~12月の第1日曜日の9時30分~14時まで、自然ウォッチングを開催しています。申し込みは要りませんので参加希望の方は【海上の森の入り口駐車スペース】までおいでください。都市近郊にありながら、自然豊かな万博記念の森として残された海上の森で、植物・野鳥・昆虫など観察しながら知識を深めませんか?

集合時間・場所:当日9:20までに【海上の森入口駐車スペース】に集合 ※少雨開催

対象:小学生以上 ※小学生は保護者要同伴 参加費:100円/人


【参加者募集】秋の国際海岸クリーンアップ参加 和白干潟クリーン作戦と自然観察(9/24開催)

(開催日時)2022年9月24日(土)15:00~17:00

(エリア)福岡県福岡市(和白干潟)

(主催者)和白干潟を守る会

(主催団体より)

当会では毎月第4土曜日に、干潟クリーン作戦と自然観察を実施しています。今月は定例活動に加え、 JEAN主催の秋の国際海岸クリーンアップに賛同し、ゴミの内容を調査し改善する方策を探します。学生や社会人など幅広い年代の参加を歓迎しますので、ご興味のある方は当日現地にお越し下さい。

集合場所:和白干潟 海の広場(福岡市東区和白4丁) 

※駐車場なし/西鉄電車唐の原駅下車徒歩5分 

参加料:無料  連絡先:090-1346-0460(田辺) 
※新型コロナウイルスに関する取り組み 

① 体調の悪い人は参加しない  ② 各自がマスクを着用し、手を消毒する


(注意)掲載内容は、掲載日時点の情報です。新型コロナウイルス感染拡大などにより変更や中止の可能性があります。最新の情報については、各団体のHPなどを確認いただくようお願いします。また、参加のお申し込みや行事などに関するお問い合わせは、 直接 、各団体へご連絡ください。


【活動報告】


【英田上山棚田団より】「第18回石井進記念棚田学会賞」を受賞しました。

(プロジェクト名)英田上山棚田再生プロジェクト~未来へつなぐ棚田8300枚~   

(エリア)岡山県美作市   (団体名) 特定非営利活動法人 英田上山棚田団

(活動団体より)

深い山林に覆われた山腹に積み重なる田んぼが陽光に照らされ輝く。かつては8,300枚の棚田があったと伝わり、「米どころ」として知られた上山千枚田。

岡山県美作市に拠点をおく英田上山棚田団では、この光景をもう一度取り戻す棚田の再生活動から始まり、棚田を守る地域の文化も引き継ぐために夏祭りの復興や獅子舞踊りなど伝統文化継承にも取り組んできました。

この活動が評価され、この度、棚田学会の「石井進記念棚田学会賞」の受賞が決まり、2022年8月6日(土)に授賞式がありました。この賞は、棚田の保全活動、調査研究、著作等を通じて棚田の保全に資する顕著な業績をあげた個人又は団体を対象に授与されるものです。

当団では、この地に住んでない方にも様々な形で棚田再生に関われる取り組みを進めています。ご興味をお持ちの方は、当団のホームページ、Facebookをご覧ください。


「プロジェクト未来遺産」には、これまでに、地域性を反映する歴史的町並みや、伝統芸能・祭事、自然環境などを対象とした、市民が主体となって行われている73の活動が登録されています。登録プロジェクトの詳細は下記のHPにてご覧いただけます。


未来遺産運動では、ひとりでも多くの皆さまに、身近な地域や全国各地でがんばっている「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を超えた新たなつながりを生み出し、日本全国に応援の輪が広がることを目指しています。

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

mail magazine