未来遺産運動ニュース2025年6月号
日本ユネスコ協会連盟は、日本の豊かな自然や文化を100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。
全国に87ある「プロジェクト未来遺産」では、地域の自然や有形・無形の文化を守る多様な活動が展開されています。
各地域の「プロジェクト未来遺産」のイベント情報・活動報告(開催日時順)は以下をご覧ください。
イベント情報
2.「ラブアース・クリーンアップ2025」和白干潟クリーン作戦と自然観察 参加者募集(福岡県)
3. ➀自然ウォッチング ②森であそぼう!「夏だ!むしだ!」 参加者募集(愛知県)
活動報告
3.「日本三大くも合戦 第24代横綱決定戦」を開催しました!
ピックアップ(事務局からのお知らせ)
イベント情報
※各団体から提供された情報を掲載しています。内容は掲載日時点のため、最新情報は各団体のウェブサイト等をご確認ください。参加申し込みや行事に関するお問い合わせは、各団体へご連絡ください。
1.第28回いわみ子供神楽フェスタ2025

(開催日)6月22日(日)開場8:00
(場 所)島根県浜田市立原井小学校体育館
■どんちっちサポートIWAMIからのご案内
どんちっちサポートIWAMIに加盟する浜田市内の神楽団体に所属する子どもが一堂に会し、石見神楽を上演します。この1年間、子どもたちが一生懸命練習してきた成果を発表します。また、大阪・関西万博で7月29日(火)~31日(木)に、当会に加盟していない市内の団体と合同チームを構成し、石見神楽を上演します。それに先立ち「第28回いわみ子供神楽フェスタ2025」では、出演者の壮行式や万博上演演目の披露も行う予定です。
申込方法:浜田市観光協会などにて前売り券/当日券をご購入ください。
(中学生以下:無料/高校生以上:前売り券1,000円 当日券1,200円)
詳細は以下のチラシをダウンロードしてご覧ください。
2. 「ラブアース・クリーンアップ2025」和白干潟クリーン作戦と自然観察

(開催日)6月28日(土)15:00~17:00
(場 所)福岡県福岡市(和白干潟)
■和白干潟を守る会からのご案内
「福岡市ラブアース・クリーンアップ2025」の一環で和白干潟クリーン作戦を行います。ラブアース・クリーンアップは、「ローマ・クラブ福岡会議in九州」の開催(1992年5月)を契機に“地球環境と地域行動”の実践活動として、市民・企業・行政が協力し、力を合わせて始めた地域環境美化活動です。SDGsの目標達成や、海洋プラスチックごみ対策に貢献する活動で、福岡から始まり、今では毎年6月の環境月間に合わせて全国で行われています。
学生や社会人など幅広い年代の参加を歓迎します。
クリーン作戦終了後、野鳥観察、報告、交流、記念写真撮影を行います。
申込方法:当日現地にお集まりください。
参加費:無料
集合場所:和白干潟海の広場(福岡市東区和白4丁目)
※駐車場なし。公共交通機関をご利用ください。西鉄電車 唐の原駅下車 徒歩5分
3. ➀自然ウォッチング ②森であそぼう!「夏だ!むしだ!」

➀自然ウォッチング
(開催日)7月6日(日)9:30~14:00
(場 所)愛知県瀬戸市(あいち海上の森)
■海上の森の会からのご案内
3月~12月の第1日曜日9:30~14:00まで、自然ウォッチングを開催しています。都市近郊にありながら、自然豊かな万博記念の森として残された海上の森で、植物・野鳥・昆虫などを観察しながら知識を深めませんか?
集合時間・場所:当日9:20までに海上の森入口駐車スペースに集合 ※申込不要
対象:小学生以上 ※小学生は保護者要同伴
参加費:100円/人
少雨決行
②森であそぼう!「夏だ!むしだ!」
(開催日)7月20日(日)9:20~12:00
(場 所)愛知県瀬戸市(あいち海上の森)
■海上の森の会からのご案内
なごや環境大学連携のこども講座「森であそぼ!」を今年も開催します。海上の森と里には多くの生き物がいます。森をゆっくりあるき、出会った生き物のありのままの姿を観察してみましょう。
テーマ:夏だ!むしだ!
「ぽかぽか暖かくなって、虫たちが動き始めたよ。私たちも今日から虫むし探けん隊!森をゆっくりあるいて7月の森の宝探し、生き物調べをしてみよう。」
参加費:200円/人
対象:小学生・親子
申込期間:6月27日~7月11日まで
詳細は以下の団体ページからご確認ください。
活動報告
1.4月の「和白干潟クリーン作戦と自然観察」報告

(プロジェクト名)博多湾・和白干潟の自然保護活動
■ 和白干潟を守る会からの報告
4月26日(土)のクリーン作戦は「全国春のビーチクリーンアップ2025」「2025干潟・湿地を守る日」に賛同して開催しました。最初に「干潟・湿地を守る日宣言と和白宣言」を読み上げて開始しました。
砂洲から唐原川までには、大きな人工ゴミも多く見られ、大きな浮き輪も流れ着いていました。草木類もアシの根元にからんで沢山ありました。
唐原川方面のゴミは、九州産業大学の学生さんにソリやリヤカーで回収していただきました。新宮から参加の小学生の男子は、上手に一輪車を押して何度も運んでいました。
【参加者の感想】
「初めて参加し、長靴の中までヘドロが入った。ゴミが多く感じた。」
「沖に大きなゴミが埋まっているので、次回はそれを回収したい。お子さんが頑張っていた。」
当日の詳しい様子は当会ホームページに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
2.海上の森サテライトで端午の節句のお祝いをしました

(プロジェクト名)愛知万博の理念と成果の継承 ~海上の森・保全活用プロジェクト~
■海上の森の会からの報告
風薫る最高の陽気のもと、5月3日に男の子の成長をお祝いする「端午の節句」を行いました。五月人形をサテライト(かたりべの家)に飾り、柏餅(柏の葉が手に入らないため、サンキライとモンゴリナラの葉で代用)、よもぎ大福、筍ご飯、すまし汁をお供えした後、皆でワイワイ美味しく頂き楽しかったです。4連休初日のためか、参加人数が少なく残念でした。
来年は、端午の節句5月5日の「こどもの日」に、子どもたちの喜ぶイベントを行いたいと考えています。
3.「日本三大くも合戦 第24代横綱決定戦」を開催しました!

(プロジェクト名)クモが紡ぐ!地域のきずな~日本三大くも合戦 横綱決定戦~
■富津フンチ愛好会からの報告
本大会は過去最高の当日参加者(大人の部55名、子どもの部54名)、前日予選参加者60名以上もの大きな大会に成長しました。
来場者も過去最高を記録し、老若男女問わず楽しんでいただきました。
フンチ(ネコハエトリというクモ)が組み合う度に会場からは、大きな歓声がわき、子どもたちは真剣な眼差しで応援していました。
このような大会を開催できたのも、日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産」に、登録され、広く認知されたことが大きいと思います。
来年は、さらに大きな大会を開催できるよう、多くの活動をしていきたいと思います。
【大会参加者の声】
・令和7年度子どもの部、第11代横綱K・Mさん
「初優勝できてうれしいです。また来年も横綱めざして頑張ります。」
・令和7年度大人の部、第24代横綱K・Hさん(70代)
「大会が発展していく中で、子どもも若い人たちとも楽しめて、また横綱になることができました。来年は気負わず、連覇を狙っていきたい。」
ピックアップ(事務局からのお知らせ)
「プロジェクト未来遺産2025」を募集中(応募期限:7月31日(木)まで)
2025年4月18日(金)から7月31日(木)の期間、「プロジェクト未来遺産2025」として、地域の文化や自然の保護・継承に力を注がれている市民団体の取り組みを募集しております。 地域の“たからもの”を100年後の子どもたちに伝えたい、そんな想いの下、自然や文化の保護・継承に力を注がれている皆さまのご応募をお待ちしております。
応募方法などの詳細は、以下のリンクから募集要項をご確認ください。
未来遺産運動では、多くの方々に身近な地域や全国各地の「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を超えた新たなつながりを生み出し、全国に応援の輪が広がることを目指しています。